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菜の花の種まき
 9月末、菜の花の種をまきました。9月上旬に堆肥を入れてすき込んで以来、しばらく放っておいたら草が生えてきました。また、菜の花の種をまくのは9月中だということです。こりゃいかんとばかりに、慌てて作業に取りかかったのが実態です。

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 菜の花は水分に弱いため、まずは水はけを良くするための溝をつけます。30cmくらいの深さの溝を約2mおきにスコップと鍬で掘っていきます。機械を使えばすぐ済むのですが、手作業でやってみると、かなりの重労働です。「手伝うよ」と言ってくれた息子も、案の定、1本掘って「休憩!」と言ってどこかへ行ってしまいました。結局、予定していた面積の半分くらいでタイムアップとなってしまい、今年は小規模な菜の花畑をつくることにしました。
 溝を掘った後、適当に種をまいて作業は終わりです。

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 数日後に見に行ってみると、小さな芽が出ていました。しばらく雨が降っていなかったので、夜露をとらえて発芽したのでしょう。可愛さと逞しさに嬉しくなり、早くも来年の春が待ち遠しく感じました。
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by senang | 2007-10-11 06:49 | 【2】エネルギー
エコ・ワーク・キャンプ その7 同じ日本人なのに
 キャンプの感想についてレンジャー達と話していた時のこと。あるレンジャーが、野菜をもらいに家を訪ね歩いていた時のエピソードを淡々と語りだしました。
 彼は1軒目のやり取りを黙って見ていて、「次の家に行った時には自分から声をかけてみたい」と言いました。しかし、2軒目でも3軒目でも家人に声をかけられず、結局は最後まで話せずじまいでした。

「おじいさんは同じ日本人で日本語を話しているのに、言ってることがわからなかった。」
「おじいさんが説明してくれていることは僕にとって実感がない、だからわからない。」
「本当はもっと話がしたかった。」

 20歳前の彼にとって、山奥で数十年暮らしてきた古老の日常や体験談は、全く別世界のように映ったのかもしれません。思わぬところで触れた別世界は、「同じ日本人で・・・」の言葉に象徴されるように、きっと衝撃的だったのだと思います。
 しかし、イマドキの若い人がこんな感性を持ち合わせていることに少し嬉しくなりました。
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by senang | 2007-10-11 00:30 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その6 人の気配に安心できた
 最終日、片づけをしているとキャンプ地の近くに住むおばあちゃんがやってきて、手伝ってくれました。
 僕達がキャンプをしたことに対して、おばあちゃんは涙ながらに喜んでくれました。こちらとしては喜んでもらえることをした覚えがないので、訳を聞いてみたところ・・・。

 夜に人の声がしたのは数十年ぶりで、人の気配がしたから安心して眠ることができたということです。普段はしーんとした暗闇に耳を澄まし、ガサガサと音がしたらクマじゃないかと怯えながら過ごしているとのことです。

 我々がたった2泊3日のキャンプをしたところで、限界集落で何かが変わることはないのかもしれません。それでも心にしっかりと残るものはありました。同様に集落のみなさんにも、感覚の部分で何かが残っているといいなと思います。
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by senang | 2007-10-11 00:09 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その5 不揃いな朝食
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 朝食はパンです。生地をつくって1時間くら発酵させます。生地がふくらんできたら、棒に巻き付けて炭火で焼きます。こんがり焦げ目がついたら食べ頃です。

 みんな早朝から寝ぼけ眼で火を囲み、パンがついた棒をぐるぐる回していました。
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by senang | 2007-10-11 00:05 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その4 買わない・捨てない
 エコ・ワーク・キャンプでは、できるだけゴミを出さないことが1つの試みでした。しかし、このことを意識せずにキャンプをすると、意外にも多くのゴミが出てしまったことに愕然としました。
 とりあえず、買ってきたものからは必ずといっていいほどゴミが出ます。例えば、包装紙、発泡スチロールのトレイ、ビニールのカバーなど。紙は燃やせば多少の燃料になりますが、ビニールやプラスチック類などは厄介です。

 「我々は捨てることを生活の一部にしている」

 今回のキャンプで、これを痛感しました。そして、次回のキャンプは事前の準備段階からゴミを出さない方法を模索しようと思いました。さらに、普段の生活でもゴミを出さないことを意識するようになりました。

 そうやって考えてみると、現代では買わないことがゴミを出さない第一歩であるとも言えます。廃棄物を出さないためにも、買わない生活・捨てない生活を送ることができればいいなと思い始めたところです。
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by senang | 2007-10-11 00:00 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その3 「まだまだ半人前じゃな」
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 日が暮れたので、枝を積み重ねて焚き火をしようと四苦八苦していると、招待に応じて夕食に来てくれた集落のおじいさんが2人やってきました。しばらく僕達の着火作業を見た後、ポツリとこう言いました。

「そんなんじゃぁ100年経っても火はつかんよ。」

 言うより早く、おじいさん達はすすっと積み上げた枝に近寄り、パキパキと折って火にかざします。すると、あっという間に火が燃え移り、枝の山にパッと火がつきました。

「山へ行ったら、雨が降っとっても火がつけられる方法があるんよ。」
「乾いた笹を取ってきてな、ほら、先を割ってやるとすぐにつくよ。」
「雨の中で火がつけれたら一人前やな。」

 先人の技はさすがです。
 キャンプのはじめに、自治会長さんが「それでも集落は消える」とおっしゃいました。しかし、この技を消してはならないと直感的に思いました。

 勢い良く燃えだした焚き火を後に、おじいさんはこう言い残してテントへ戻っていきました。

「火がつけれんってこたぁ、あんたらはまだまだ半人前じゃな、ほっほっほ。」

 ・・・恐れ入りました。
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by senang | 2007-10-10 23:50 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その2 現地調達
 食材などは現地調達が基本。初日の昼間は2班に分かれて集落内の各家にお邪魔し、どれだけ食糧を集めることができるかを競いました。

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 突撃訪問の結果、カボチャ、タマネギ、オクラ、ナス、ネギ、イトウリなど、コンテナいっぱいにたくさんの野菜をいただきました。ただ「野菜をください!」だけではなく、お礼としてさせていただく仕事の段取りなども同時に進めていきます。

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 炭も提供していただきました。ご自分で焼いた炭だそうです。とても良質な炭で、着火が良かったです。初日夕食のバーベキュー、2日目の朝食のパン焼き、夕食のカレーなど、火を使う場面で重宝しました。

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 野菜をくれたり、夕食に来ていただいたりしたお礼に作業をさせていただきます。写真は、田の法面の草刈りをしている様子。1つの家の周辺だけでも、5人で丸1日かかりました。「老夫婦が管理できる作業量ではないなぁ」「毎年、どうしてるんだろう?」などと考えながら黙々と草刈り機を振ります。
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by senang | 2007-10-10 23:30 | 【3】プロジェクト
エコ・ワーク・キャンプ その1 「それでも集落は消える」
 レンジャーのスキルアップの意味も含め、9月に2泊3日の「エコ・ワーク・キャンプ」を行いました。最初のガイダンスで、自治会長さんがキャンプのねらいを説明しました。

「できるだけ物資は集落の中で調達し、ゴミを出さないことを心がけてほしい(エコ)。ただキャンプをして楽しんでもらってもいいですが、地元の人との接点づくりを心がけていただきたい。仕事を通して話題づくりができると思います(ワーク)。」

 なるほど、だから「エコ・ワーク・キャンプ」というわけです。

 キャンプ地は家が13軒で高齢化率の高い集落です。そこへ若者がどっと押し寄せてキャンプをするわけです。自治会長さんは、そんな状況を冷静にとらえてこう言いました。

「みなさんが来て多少の仕事をしてくれても、この集落が厳しいことに変わりはありません。それで限界集落でなくなったりすることはなく、やっぱり近い将来には消えるでしょう。ま、キャンプを通して答えをみつけるのではなく、限界集落の実態を知ってもらいたいと思います。」

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 キャンプの最初の作業は、我々が2泊3日を過ごす場所づくり。集落の中央を走る道路沿いにある草原を刈り払い、そこにテントを張ります。人数が多かったので草刈りは早く済みました。刈った草は集めて敷き詰め、寝る時のクッションがわりにします。

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 イスとテーブルを並べると、草原だったところが少しずつキャンプ地らしくなってきました。山から流れ出る水源から水を引いて台所をつくり、食事の準備を進めます。

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 夜になると、明かりに照らされたタープが映えます。夕食には集落の方々にも来ていただきました。昔の暮らしや集落の歴史などについての話をうかがいました。話が途切れることがなく夜が更けていきます。
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by senang | 2007-10-10 23:19 | 【3】プロジェクト