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今後の20年を考える その1 破綻の兆し
 じわじわと人間社会に破綻の兆しが迫っていることを感じます。「風が吹けば桶屋が儲かる」の論法のように聞こえるかもしれませんが、あながちフィクションではないところが怖いです。今年の極端な雪不足=水不足は、これにかなり真実味を与えています。

   世界規模で人間が増え続ける
    ↓
   水需要が増す
   食糧需要が増す
    ↓
   水が汚れる
   温暖化も進む
    ↓
   水不足になる(国連は20年後に深刻な水不足を指摘しています)
    ↓
   農業ができなくなる(収穫量が低下する)
    ↓
   食糧難になる
   バイオエネルギーの生産も低下する


 資源の大半を輸入している日本の現状を考えると、これに輪をかけて危機感を募らせてしまいます。

   諸外国で食糧やエネルギーが足りなくなる
    ↓
   食糧・エネルギーの輸入が厳しくなる(または価格が高騰する)
    ↓
   他国よりいち早く破綻する

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by senang | 2007-04-27 17:49 | 【2】自給について
今後の20年を考える その2 最終目標はエネルギー自給
 本日、バイオエタノールを混合したバイオガソリンの販売が首都圏で始まりました。環境問題への意識の高まりから、反応も良いとのことです。
 「カーボンニュートラル」の原理からすると、太陽エネルギーのもとで成長した作物を燃焼しても、そこから発生する二酸化炭素は次世代の植物に再び吸収されます。二酸化炭素の排出量と吸収量の間に釣り合いが取れ、理論的には空中の二酸化炭素濃度は一定に保たれるということです。
 バイオガソリンにおけるハイオエタノールの混合割合は3%とのことですが、何もしないよりは良いのかもしれません。できるだけ化石燃料を使わなくても良いように、業界の理解が進み、エネルギー転換に関する技術が進展することを心より願っているところです。

 ところで、バイオガソリンの販売は喜ばしいことですが、以下に根本的な問題提起をさせていただきます。
  ↓
 バイオガソリンの製造過程では、直接的であれ間接的であれ化石燃料を使わないのでしょうか?
 また、現在は海外のトウモロコシやサトウキビから生成したエタノールを混ぜていますが、その輸送にどれだけの化石燃料が費やされてるのでしょうか?


 つまり、バイオガソリンを使うことは良いのですが、本当に化石燃料の使用削減につながっているのか、二酸化炭素排出削減につながっているのかということに疑問が残るわけです。

 これを打開するには、エネルギーを自国内で自給するしかないと考えています。バイオマス利用を基調としながら、本腰を入れて「第3次エネルギー革命」とも言うべき状況を興さなければ、日本に将来はないでしょう。
 その時に重要な考え方をまとめると、おおむね次のとおりになります。

1.遠くから運んでくるのではなく、手近なところで調達・製造できるものであること(local)。

2.手近なところで製造するためには、できるだけ製造方法が簡便であること(simple)。

3.エネルギー作物とその製品は、特定の場所でしかつくられないものではなく、汎用性の高いものであること(popular)。


 L.S.P.(Local Simple Popular)は、エネルギーのみならずあらゆる資源の自給に関する三原則と言えます。そして、稲作を農業の主軸としている日本は、エネルギーのL.S.P.を実現する格好の条件を有した国なのです。
 今日からバイオエネルギーの実用化が始まったわけですが、最終目標にエネルギー自給率100%を掲げ、20年後くらいには実現したいですね。
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by senang | 2007-04-27 15:33 | 【2】エネルギー
食糧難になったらどうするか?
 先日、知り合い達数人でタケノコを掘りに行きました。順番に掘っていたのですが、どうにも要領の悪い人がいました。タケノコをざっくりと切ってしまわないように、また、後で掘り起こしやすいように、本体の周囲を先に掘るんだよと、みんなで教えながらワイワイとやっておりました。
 その時、冗談交じりに「食糧難になったら、あんたが一番最初に飢えるね」という声があがりました。「わはは、そうだねー」という周囲の相づちを受け、その人は「わたしゃ、そうなったら真っ先に都会へ逃げるもん」と返しました。続けて「食糧は都会へ行って買えば手に入る」という内容のことを言ったのですが、それは冗談で言ったわけでなかったようです。

 そんなやりとりを経て、「食糧難になったらどうするか?」という問いかけに対して、日本人はどう答えるのかが気になりました。みなさんはいかがでしょう?
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by senang | 2007-04-24 22:15 | 【2】自給について
4人と数万匹
 4月半ば頃から生き物たちの行動が活発になりました。

 家の前の田んぼにはカエルがたくさんやってきて、毎夜大合唱をしております。「カエルの歌が・・・」というかわいいものではなく、耳をつんざくほどの大絶叫。お聴かせできないのが残念です。
 そのカエルたちの中には、玄関周辺に定住している者が多くいます。玄関の電灯をつけておくと、電灯にやってくる虫を食べるため、ガラス戸にたくさんへばりついています。
 我が家は隙間だらけで通気性の良い家ですので、玄関に飽きたカエルがどこからともなく入ってきてしまいます。夜は家の中でピョンピョン跳びはねるカエルと追いかけっこが始まります。家人に気づかれない運の悪い侵入者もいて、数日後にひからびた状態で発見されました。
 カエルの侵入が可能ですので、より小さい生き物もたくさん入ってきます。代表的なのは、カメムシ、ウマオイ、クモ各種、イモムシ、ケムシなどなど。ここ数日は、ウマオイを家の至る所で見かけます。
 ウマオイはベンジョコオロギというあだ名がついていますが、いつも便所にいるわけでもなく、コオロギでもないのに、何とも理不尽ですね。そんな名前のために、人間はマイナスイメージを持ってしまうことも多々あることでしょう。

 ある夜のこと、息子が「なんでウチには虫とかカエルとかがたくさん入ってくるんかな?」と言っていました。
 虫やカエルが我々のところへやってくるのではなく、我々家族4人が何万匹という虫やカエルの生息地の中に住んでいるわけです。そこに外界と隔絶された居住スペースを設けることの方が難しいということを息子と話しました。
 たくさんの生き物とつきあいながら生活していくことが自然なんじゃないかなということで、「カエルがいてもいいじゃん」ということになりました。
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by senang | 2007-04-24 10:10 | 【2】環境との対話
春の味 その4 コゴミ
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 シダの一種クサソテツの若芽です。川の土手や日当たりの良い山の斜面に生えています。我が家では、湯通ししてマヨネーズをつけて食べます。他に、天麩羅にしたり、酢漬けにしたりもします。
 息子がコゴミのことをカメレオンと呼んでいます。確かに、カメレオンの目に似ていますね。
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by senang | 2007-04-22 08:25 | 【2】食と農
ダイサギ
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 家の前の田んぼは、水が張られた状態で田植えを待っています。ゴールデンウィーク頃が田植えシーズンで、その頃には小さな稲の苗がびっしりと植えられることでしょう。
 田植えまでの田んぼは、浅い水たまりの状態です。春が来て様々な命が水を求めてやってきて、さらにそれらを餌としている生き物もやってきます。

 ここ数日、シラサギが定期的に来ています。朝から夕方までいて、夜はねぐらに帰っているようです。遠くから見た印象では比較的大型でクチバシの色も黒いので、写真に撮って何サギなのかを調べてみました。
 婚姻色になったダイサギのようです。目のまわりがうっすらと青色になり、写真ではわかりにくいのですが、背中から尾にかけて飾り羽根も出ています。
 ゆっくりと田んぼの中や畦を歩き、時折何かをついばんだり、立ち止まってじーっとしたりしています。近くまでカラスが来ても知らん顔でした。

 昨日は、田んぼの端をキジが悠々と歩いているのを息子がみつけました。顔が赤く、首が虹色のような緑色をした立派な雄で、「ケーン、ケーン」と一声鳴いてゆっくりと草むらへ入っていったそうです。

 鳥たちがアクティブになるこの時期、様々な姿と声を楽しめます。
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by senang | 2007-04-20 15:31 | 【2】環境との対話
究極の贅沢、「タダ食材」
 先日、晩ご飯を食べながら小学校4年生の息子と交わした会話です。

息子(夕食を食べ終えてアイスクリームをほおばっている)
「ご飯を食べた後にアイスクリームを食べるのって、贅沢だねー!」
※妻がカフェをやっており、手づくりアイスクリームが主力商品です。

僕(まだ食事中)
「どうして?」

息子
「アイスクリームってたくさんお金がかかるから。」


「今日のおかずはあまりお金がかかっていないよ。そのかわり、とっても贅沢だぞ。」

息子
「え、何で?」


「これ(タコノコ)も、これ(ワラビ)も、これ(コゴミ)も、みーんなそのへんで採れたもの。」

息子
「うゎー、全部タダやん!」 ・・・と、爆笑する。
※なお、妻はいつも、ユーモアを込めて野山の幸を「タダ食材」と称しています。


「とれたてを食べてるってことだよ。新鮮で美味しいでしょ。都会ではできないし、日本でこんな食事ができる人の方が少ないんだよ。」

息子
「そうだねー。」
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by senang | 2007-04-20 12:25 | 【2】食と農
早朝チェーンソー
 この時期は様々な作業が多くなります。しかし、月~金曜日は朝から夜まで仕事をしており、日中に時間を取ることができません。ならば、休日に作業をこなしたいところなのですが、休日は妻が仕事ということもあり、僕は1歳の息子の子守りをしています。息子は何にでも興味を示し、無鉄砲に走り回る年頃なので目が離せません。
 そんなライフサイクルを送っていたため、薪や作物づくりの作業が滞っていることに少々危機感を持っていました。「これは何とかしなければ」と思い立ち、早朝に起き出して作業をすることにしました。
 夜明けが早くなり、また、朝は霜が降りる日が少なくなったため、作業がしやすくなっています。今日は山積みになっているスギを薪にする作業をしました。早朝からチェーンソーの音が山にこだまします。
 出勤するまでの約1時間が作業時間です。1時間で大したことはできませんが、毎日コツコツと積み重ねれば、かなりの作業量が確保できると思います。週末に何もできなくても、5日間の早朝作業で5時間が確保できます。

 かつては夜明けとともに起き出して農作業をすることが一般的でした。なので、早朝の作業を始めたとしても、珍しいことでも凄いことでもありません。ただ、現在の生活リズムの中に1時間を確保することは簡単ではなく、結局は生活パターン全体に見直しをかけなければなりません。
 仕事を1時間早めに切り上げることから始まり、全てを1時間前倒しで過ごす必要があります。夜更かし仕事はせず、朝は気持ちよく目覚めることができるようにするなどの工夫と心がけが不可欠です。
 結果として、その方が健康的で作業もはかどるので、早く慣れたいと思います。

 今朝の作業中、スギの葉を手でかき集めていると、その中に小さなシマヘビがいて思わず頭をつかみそうになりました。僕の生まれ故郷では早朝のヘビは縁起が良いと言われています。しかし、ヘビが大嫌いな僕は朝から少々滅入ってしまいました。
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by senang | 2007-04-20 09:06 | 【2】DIYな暮らし
春の味 その1 タラ
 自給で最も重要なのは食糧。昔から、人々は生きている大半の時間を食べ物を確保することに費やしてきたと言ってもよいでしょう。
 日本では、季節によって得られる食べ物にかなり差があります。ほとんど得られるものがない冬が過ぎると、芽吹きの季節を迎えます。人間をはじめ様々な生き物は、それを少しいただいて命をつなぎます。1年で最も豊かな季節だと考えられます。

 今回は、家の周辺の食べ物を紹介いたします。

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 芽が膨らんだところを採って食べることが多いのですが、我が家では葉が開くまで待ちます。そして、開いたばかりの柔らかい葉に小麦粉をサッとつけ、天麩羅にします。トゲが出ていることもありますが、挙げるとサクッとなり、気にせずに食べられます。
 このあたりでは、ゴールデンウィーク頃がタラのピークです。同時期にはコシアブラも芽吹くので、同じように天麩羅にして食べます。
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by senang | 2007-04-19 19:31 | 【2】食と農
春の味 その2 ツクシ
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 ツクシは頭を取り除き、袴を取ってのっぺりした棒状にします。頭が開いているものは花粉が出ているので、頭を取っていると指先や爪の間が黒緑色になってきます。食べる前にはそんな地味な作業をこなさなければなりません。
 妻が醤油で味付けをした卵とじにしてくれました。食卓にのぼったら、あっという間になくなってしまいました。
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by senang | 2007-04-19 19:22 | 【2】食と農