カテゴリ:【3】調査( 3 )
ドボーン!
e0052074_119541.jpg

 ドボーン!と、岩の上から勢いよく淵に向かって飛び込む子供たち。Yエリアの踏査の途中で素晴らしい川遊びの場所を発見しました。このあたりの人はみんな、夏になるとここに飛び込んで遊んだとのこと。

 絵に描いたような飛び込みスポットですが、実際にはこのような場所はなかなかありません。ガイドブックにも載っていなければ案内看板もない、地元の人のみぞ知る秘密の場所です。
[PR]
by senang | 2007-08-19 01:32 | 【3】調査
古民家の見立て
e0052074_0424639.jpg

 Yエリアで空き家調査を実施したことは以前の記事でお伝えしたとおりです。今回は、空き家を含めた古民家がどれだけ使えるのかを考えるため、専門家に見立てをしていただきました。

 サンプルは写真の家。元々は農家の家屋で、現在は物置として使っています。約200年前に建てられたものだとのことですが、正確に知っている人は存在していません。家の所有者も、ずっとここにあったことを知るのみで、正確な伝承は受けていないとのことです。
 元は茅葺き屋根でしたが、数十年前に解体してトタンにしました。土壁も崩れてきているので、トタンで保護しています。

 素人目に見て、内部の梁にはつっかい棒がたくさん組まれているため、傾きつつあるのかなと想像しました。床板が抜けているところや、壁の中の竹組がむきだしになっているところもありました。補修をするとなると、かなりの費用と手間がかかりそうです。もっとも、どのような使い方をするのかによって補修の仕方も変わってきますので、使用可能かどうかがよくわからなくなってきました。

 続いて、一級建築士の方に解説をいただきながら、見立てを行っていきました。
 一般的に、家が傷むのは「腰より下」からとのとこです。基礎との接点も重要です。この家の場合、土台は基礎石が置かれているのみで、そこに柱が置かれて横木が渡されていました。地面に近いところにある柱の下部や横木は腐食しており、頑丈とは言い難いものがあります。
 藁屋根を支えていたため、梁には太い材が使われています。しかし、梁の重みを腐食した柱が受け止めている状況であるため、とても危険です。幸い、藁屋根からトタンに変えたことで梁から上の重量が軽くなり、今のところは何とか支えられています。

 建物の強度の面から、柱に問題があるという指摘があり、「直すより建てた方が早くて安い」との結論に達しました。どうしても使うのであれば、一旦解体して柱を入れ替えたうえで梁や屋根を組み直す作業が必要になるとのこと。
 今回の見立てで、空き家や古民家の活用については、生活まわりの事項や内装以前に、安全性(骨組み)が重要であることを学びました。
[PR]
by senang | 2007-08-19 01:17 | 【3】調査
空き家調査
e0052074_18483826.jpg

 真夏日の下、1週間かけてY自治区の空き家を調査しました。社会実験の記念すべきスタートであり、レンジャーのデビューでもあります。
 埋もれた資源、捨てられた資源、使える資源を探し出し、これからの資源自給を考える基礎にしようという趣旨の調査です。空き家だけではなく、使われていない農地や山もチェックしながら、集落内を歩き回りました。

 廃墟となって荒れ果てている家、まるで人が住んでいるかのようにきれいにしている家、年に何回か誰かが訪れる家など、一口に空き家と言っても状態は様々です。さらに、空き家の様相から、関係者がどのように管理しているのか、主がいなくなった時はどのような状況にあったのかなどがよくわかります。
 例えば、放置して数十年が経過している家がありました。地図には載っているのですが、道路から家に至る私道が木で覆われてしまって入り口がわかりません。歩き回ってようやく道の入り口を発見し、藪をかき分けて前進します。途中で舗装道路を割ってタケノコが頭を出しています。何とか家の前にたどり着くと、周辺はイノシシ天国。あちらこちらに掘り返した痕跡があります。家の中はグチャグチャで、布団とマンガと使用不可能となった電気製品が散乱し、使えるものなのかゴミなのかも判別できません。

 空き家の使い方としては次のようなプランを持っています。
  都市と農山村との交流拠点にして、宿泊や滞在できるようにしよう
  農林地の資源を使う際にレンジャーの前線基地にしよう
  このあたりを気に入って住みたいという方がいれば、住宅として復活させよう

 勿論、いずれの家も即入居できるという状態ではありません。物件の状態はピンからキリまであります。所有者や管理者との交渉もしなければなりません。そもそも、貸してもらえるかどうかの確認もこれからです。
 今回の調査では、ひとまずは空き家がどこにどれだけあるのかということを把握しました。それで実感したことは、使える状態にするにはかなり手を加えなければならないということです。空き家復活作業も資源の自給・活用プロジェクトの1つとして、レンジャーとともに手がけてみたいと思います。
[PR]
by senang | 2007-08-13 18:58 | 【3】調査