カテゴリ:【2】自給について( 25 )
ビンボーさんなの!?
 先日、とある友人の家へ久々に電話をかけました。話の流れで、現在の暮らしぶりを話すことになりました。薪ストーブで暖を取り、薪で風呂を焚く生活について紹介させていただきました。その会話をそばで聞いていた友人の娘さんが一言。

 「ビンボーさんなの!?」

 また、年末に帰省した時、一家で友人の家へ遊びに行きました。今どんな生活をしているのかという会話に花が咲き、同様に説明をしました。さらに、本格的な寒さが来る前に防寒対策もしなければということも話しました。それを聞いた友人夫婦が、あんぐりと口を開けて言いました。

 「あんたら銭金生活やね」

 自給的生活(現在はエネルギーの自給)に対する世間の受け止め方や価値観とは、概してそんなものなんだなぁと感じました。ただし、それはある程度実感していました。

 実は、不便な暮らしをするために設備投資や改築のためのお金がかかっています。薪を集めたり焚いたりする手間も時間もかかっています。それはともかくとして、「自給生活=お金がかからない生活=貧乏」という構図が成り立っているということを感じて、誰の(何の)影響なのかなと考えてしまいました。ほとんどテレビを見ないのでよくわかりませんが・・・。

 余談ですが、以前に「銭金」の制作会社から、ビンボーさんや自然の中で生活している人がいたら紹介してくれないかというメールをいただいたことがあります。その時、「該当する人はこの町にいません」と返信いたしました。まさか、後々自分がそう表現されるとは思ってもみなかったです。

 ところで、「自給生活=お金がかからない生活=貧乏」という図式があるのなら、その対極として「消費生活=お金がかかる生活=豊か」なのでしょうか?日本の消費は、見せかけの一時的な経済格差に基づいて成り立っているものだと思います。お金をものさしとした現代の豊かさや貧しさの価値観は、そう長く続かないということを認識する必要があると感じています。
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by senang | 2007-01-04 09:28 | 【2】自給について
「サンデー自給人」のつくり方
 自給のためには色々と準備が必要です。しかも、すぐにできるものではなく、時間と労力がかかります。1年から数年かかるようなこともあります。これまで、薪の準備を例にいくつかのエピソードを紹介させていただきました。
 僕には本業があり、月~金曜日の朝から夕方まで勤めています。最近は日没が早くなったため、夕方5時に帰っても暗くて外の作業ができません。それ以前に、夕方に帰ることができる日は少なく、夕暮れ時に出張し、夜中に帰宅することも多々あります。なので、どうしても週末や祭日に作業をするということになってしまいます。もっとも、その休日とて十分に取れているとは言えません。そんな生活や仕事のリズムと自給にまつわる作業の折り合いを、どのようにつけるのかが課題であるということを、「おい、薪小屋が先だぞ!」で書かせていただきました。

 自給のためには色々と準備が必要です。しかし、筋金入りの自給生活はすぐにできるわけではなく、僕のように勤めながら作業を進めるとなると、なかなかはかどりません。それでも、週末の時間を有効に使って自給ができないものかということを考えています。
 そんなスタイルに対して、「ナチュラル」の管理人mistyBさんが「サンデー自給人」または「週末自給人」と命名してくれました。とてもイメージをつかみやすく、わかりやすい表現に感服しております。

 それで次は、いかにして「サンデー自給人」を確立するかということを考えてみます。自分のここ1ヶ月の行動を振り返るに、一気にジャンプしすぎちゃったなぁと反省しているところです。前の家を引き払い、空き家に引っ越してきていきなり生活を始めたわけですが、この展開が急すぎた...。準備期間が全くといっていいほどなかったのです。
 本来は、生活や仕事の基盤を持ちつつ、週末ごとに新しい生活を始めるべく準備を整えるという方法がスマートで無理がないと思います。旧居を持ちつつ新居を確保することができれば、二重に生活をすることが有効でしょう。自分の家で自給環境を整えるのであれば、エネルギーや食料を買って生活しながら、少しずつ資源をストックしていけば無理がないでしょう。
 そうやって自給環境が整うまでには、最低でも数ヶ月かかるでしょうし、1年くらいの余裕をみておいた方がベターだと思います。週に1回ずつ作業を進めるとなると、1年で約50日もの時間が確保できます。「薪がない!」などといらぬ不安を感じることなく、楽しみながら自給ライフへ向けて着実に歩を進めていくことができるでしょう。

 僕のような無鉄砲な人間はあまりいないでしょうから、参考にならないかもしれません。それでも、これから自給を志す人がいらっしゃるのであれば、「サンデー自給人」として取りかかっていくことを強くお勧めいたします。そうすれば、無理なく楽しみながら、環境に合わせて生活を組み立てていくことができるでしょう。そして、それが静かなムーブメントになっていけばいいなと密かに思っています。
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by senang | 2006-11-29 14:21 | 【2】自給について
おい、薪小屋が先だぞ!
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 この前の週末は、伐採しておいたヒノキを玉切りしました。ストーブにちょうど入る長さ(45cm)に木を切っていきます。妻も「やってみる!」と勢いが良かったので、チェーンソーを担いで2人で裏山へ行きました。

 作業の途中で、切った木をどうするのかということになって2人で考えました。薪にするための木は、割って乾燥させなければなりません。乾燥させるためには、雨に濡れてはいけません。日当たりと風通しの良いところに1年くらい置いておく必要があります。つまり、薪づくりより薪を保管する小屋が先だということになりました。
 それで、途中までつくりかけていた小屋を早く完成させなければならないということで意見が一致し、小屋づくりの作業にとりかかりました。今は応急処置として、積み上げた薪の上に板を乗せて雨をしのいでいます。これから大量の薪を積み上げるとなると、それだけでは不十分です。
 小屋といっても柱を立てて屋根をつけるくらいの簡単なものなのです。しかし、風が吹いて飛んでいってしまうものではいけません。おまけに、ここはかなり雪が積もるので、雪の重さに耐えられる構造にしなければなりません。結局はそれなりのものをしつらえる必要があります。
 この日、薪小屋づくりを再開したものの、1時間くらい作業をしていたら出かけなければならない時間になってしまいました。「明日は頑張ろう」と心に決めて、いずれの作業も中断することとしました。
 明けて次の日・・・。朝から雨が降ってしまいました。いつまで経っても止みません。とうとうその日はずっと雨が降り、さらに次の日も降ってしまいました。結局、この週末で薪小屋づくりの作業はできず、玉切りをした木は山で野ざらしになってしまいました。

<ここからが本題>
 本業のある僕は、休日でなければ暮らしに関する作業ができません。原則として土日祭日が休みですが、仕事柄、世間のみなさんが休日だからこそ出かけなければならない日も多くあります。しかも、今回のように数少ない休日に雨でも降ろうものなら、作業は最低でも1週間先延ばしになってしまいます。3日でできることが1ヶ月以上かかることも珍しくはないでしょう。
 現状では、冬支度が十分にできていません。それでも、しなければならない作業はまだまだあります。仕事や生活のリズムと自給にまつわる作業の折り合いを、どのようにつけていくのかが目下の課題です。
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by senang | 2006-11-27 23:42 | 【2】自給について
chapter2のテーマ
 家屋の前にビニールハウスつきの畑が広がり、その向こうには田んぼが広がっています。そして、家、畑、田んぼを挟むような感じで前後に山があります。
 最初の話し合いの時、縁側から畑と田んぼを見下ろしながら、家の向かいの山を指さして大家さんが言いました。

 「ここから見える山は全部ウチの山ですよ」

 その後、航空写真でざっと敷地を確認したところ、野球場がすっぽり入るくらいの広さがありました。家を借りるにあたって、これらを好きに使ってもらって構わないということです。自給を試みるには願ってもない話。
 ただし、残念ながら本業があるので田んぼの管理まではできそうにありません。当面は米の自給を見送るとして、できるところから手をつけていこうと思います。

 一家が持続的に自給するためにはこれだけの土地で十分なのか?また、これだけの土地があればどれだけの人数が養えるのか?それがchapter2の最大のテーマです。これについて、自分と家族の生活を通して、楽しみながら立証していきたいと考えています。

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by senang | 2006-11-12 01:46 | 【2】自給について
chapter2
 山の中の一軒家に引っ越しました。「chapter2」はここから始まります。

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「chapter1」から「chapter2」へ
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by senang | 2006-11-09 19:29 | 【2】自給について