カテゴリ:【2】DIYな暮らし( 21 )
薪小屋(もどき)をつくりました
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 念願の薪小屋をつくりました。いえ、小屋と呼べるほど立派なものではなく、とりあえず薪を置く場所を確保しました。家の日当たりの良い壁に沿って、屋根を延長したような感じです。柱が曲がって(見えて)いたり、屋根が波打って(見えて)いるのはご愛敬。格好良さは二の次にして、雨がしのげて雪に押しつぶされなければよいという感じです。・・・柱や屋根がまっすぐではありませんが、強度的にもきっと大丈夫です。
 ここに格納できる薪の容量は、奥行き0.9m×高さ1.6m×幅5m=7.2立方メートル。1日あたりの薪消費量が0.09立方メートルくらいですので、7.2立方メートル÷0.09立方メートル=80日分。これは、ストーブを焚く期間が半年あるとすると、その4割強に相当します。
 見方を変えると、1年間の薪をストックしておくには、保管場所がもっと必要だということになります。この小屋(もどき)に加えて、さらに1.5倍の薪置き場がいるということになります。春先になったら、さらにスペースを追加しようと考えているところです。

 作業を終えてみると、問題点がたくさん残りました。支柱などの材料の選び方、根太と屋根板のつなげ方、柱の立て方や固定の方法など、反省材料をたくさん蓄積することができました。実際に作業をしてみなければわからないことが実に多く、できることならやり直したい点もあちらこちらにあります。
 色々なことを学ぶための良い経験ができました。問題点を次回に活かし、1回目より2回目の方がきっと良いものをつくることができるでしょう。
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by senang | 2007-01-25 14:18 | 【2】DIYな暮らし
少ない資源でいかに良く暮らすか その3「天井の断熱」
 部屋から暖かい空気を逃がさないために、天井に断熱材を敷きつめました。

 妻は、「部屋がいつまでも暖かくならないのは、せっかく暖めた空気が天井から逃げているんじゃないか」とのことです。確かに、天井の板と板のあいだに隙間があり、そこから屋根を透かし見ると、なぜだか光が漏れています。妻はそれを見て、「シュウシュウと熱が逃げている!」と鼻息を荒くしていました。

 それで、断熱材(グラスウール)を買ってきて、天井裏に登って一面に敷くことにしました。

 天井裏は真っ暗かと思いきや、屋根と壁の間に隙間が空いており、そこから外が見えました。明るくて懐中電灯は必要ありません。部屋から天井板越しに見えた光はこれだったんですね。隙間からは、ネズミや猫が楽々と出入りできます。屋根の裏側にはスズメバチの巣も数多くありました。
 天井板を踏み抜かないように梁にへばりついて移動し、チクチクする断熱材を敷きました。作業の最後には、屋根と壁の隙間を埋めました。

 断熱作業をした後、一気に室内が暖かくなりました。暖かい空気が天井から逃げなくなったためだと思います。ただし、今度は部屋の床付近と天井付近で気温差が大きくなりました。次なる作業として、天井の近くに小さなファンをつけようと考えています。
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by senang | 2007-01-18 17:27 | 【2】DIYな暮らし
薪で風呂を焚く
 毎日使う風呂。今回は、どのような方法で、どれくらいのエネルギーや労力をかけて風呂を沸かしているのかについて紹介します。

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 まず、どれくらいの水を湯にするのかについてです。数字で○リットルと言ってもピンとこないかもしれませんし、厳密に量ったこともありませんので、これくらいということでご理解ください(上の写真)。4人家族で、一般的な大きさの湯船にほぼいっぱいに水をためて湯にします。

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 1回に使う薪の量は、だいたいこれくらいです。長さ30cmくらいのものを軽く一抱えといった感じです。各種の木や建築廃材など様々で、とりあえず燃えればよしという感覚で集めています。前の主がストックしていたものをメインに、知人からもらったり、建築現場からもらったり、解体した小屋をもらったりして使っています。
 木は、広葉樹もあれば針葉樹もあり、竹もあります。生木は水分を含んでいて燃えにくく、例え火がついても温度が上がらないので、伐採後数年を経て乾燥したものを使っています。竹を燃やす時は、破裂防止のために節を抜いておく必要があります。
 板などの建築廃材には、釘などがついていることもあります。釘や金具は取り除いてから燃やすことがベターですが、取れない場合はそのまま燃やしてしまい、後で灰と一緒に集めています。塗装がしてあるものは、燃やした時に妙なガスが出ても困るので、極力使いません。
 写真のような大きなものの他に、焚きつけ時には枝、薄くて柔らかい板、段ボールや雑誌などの紙類も用います。

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 使用している釜は、ダイヤモンド工業社製のもので、借りた家に設置されていました。古い製品のようで、色々と検索しましたがどこにも載っておらず、正しい使い方も含めてどのようなものなのかが未だにわかりません。とりあえず、焚き口に燃料を入れて火をつけると、風呂場から循環してくる水を暖めることができるということだけ理解しています。
 本体の最下部に通気口(黒い蓋のようなもの)が2つあり、これで空気の流量を調節して炎の勢いをコントロールします。湧きすぎに気づいた時は完全に閉め、一気に強制消火することもできますが、不完全燃焼で釜場が煙だらけになってしまったこともあります。
 今は、もっと性能の良い釜が売り出されているようですが、我が家は現在の釜が十分に機能しているので、当面はこのまま大事に使い続けようと思います。

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 小さい火から段々と大きくしていき、釜を暖めます。火の勢いに応じて適切な大きさの薪をくべていきます。釜を早く暖めていかに少ない燃料で早く湯を沸かすかということが重要ですが、その日ごとに状況が異なりますので、現在も勉強中です。
 真冬の現在は、湯船の湯がちょうど良い温度になるまで1時間少々かかります。所要時間は水温や気温によって変わってくるらしく、夏場はもっと早くなるのではないかと思います。
 面白いことに、水が温い状態になるまで最も時間がかかります。今のところ、冷水がぬるま湯になるまで40分くらいかかり、その後はすぐに湯になります。時間と水温は正比例の関係ではなく、幾何級数的なのかもしれません。それで、湯になるまでの時間が短いので、火を落とすタイミングを逸してしまうと、浸かることのできないほどの熱湯になってしまいます。

 時間はかかりますが、燃料を集めること、火をつけること、空気を調節して炎をコントロールすること、水を温めることなど、多くのことを勉強させてもらっています。そして、何よりも嬉しいのは、息子が「ためる風呂より、父さんが湧かしてくれた風呂の方が暖かくて気持ちいい」と言ってくれることです。
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by senang | 2007-01-15 05:21 | 【2】DIYな暮らし
チェーンソーの目立て
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 チェーンソーの目立てをしました。自給的生活を始めてから本格的にお世話になっているチェンーンソーで、それだけに酷使もしてきました。伐倒作業中にバーが木に挟まって取れなくなったり、刃を入れる角度が悪くてチェーンとバーがこすれて火花が飛び散ったりと、寿命を削るようなこともしてしまいました。最近はすこぶる切れ味が悪くなり、そろそろ限界だなぁと感じていたところです(そこまで放っておいてごめんなさい、チェーンソー)。
 目立ても奥が深いらしいですね。刃を研ぐ角度によって切れ味が変わってくるのは勿論なのですが、あまり鋭角にしすぎると、木に食い込んでキックバックしやすくなります。また、キックバックしない秘伝の目立てもあるようです。

 チェーンソーだけではなく、本来は生活に関わる道具がいかに多いのかということを改めて意識し、また、その使い方と手入れや管理の多様さについて実地で学んでいるところです。
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by senang | 2007-01-05 09:06 | 【2】DIYな暮らし
ボイラー炎上
 正月に灯油ボイラーが炎上しました。台所と風呂場へ湯を送っていたものです。スイッチを入れるとエラー表示が出てストップしてしまいます。それでも、あちらこちらの弁などをいじくってしつこく起動させようとしていると、ゴゴゴゴゴゴーと家が揺れるくらい大きな音が鳴り響き、黒煙が上がりました。エラー表示が「擬似火災」に変わり、もうもうと出てくる黒煙はしばらく止まらず、家全体に不完全燃焼の臭いが立ちこめました。
 仕事始めの今日になって業者さんに見てもらったところ、配管が老朽化してて水が漏れ、それが原因で電気系統がショートし、炎上ということになったらしいです。古いボイラーなので破損した部品の交換ができず、ボイラーをそっくり取り替えるしかないとのこと。ざっと20万円なり。

 今の生活は完全自給の域には達しておらず、まさに週末自給人です。輸入エネルギーがなければ最低限の生活すら成り立たないという状況ではありませんが、ちょっと厳しい面もあります。特に、今が最も寒い時期であり、炊事場に立ってちょっとした時に蛇口からお湯が出ないのはやや苦痛。食事の後片づけをすると手がかじかんでしまいます。毎日しもやけとの戦いを強いられるとあっては、今度は家庭内が炎上しかねません。

 それでも、風呂は薪で焚き、台所で使うお湯はストーブで沸かすため、それほど深刻なダメージにならずに済んだのかななどと考えています。
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by senang | 2007-01-04 15:52 | 【2】DIYな暮らし
少ない資源で快適に暮らすために その2「部屋を狭くする」
 みなさま、新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

 今シーズンの冬は比較的暖かく、過ごしやすくて助かっています。年末に降った雪も、今ではほとんど溶けてしまい、以来、まとまった雪も降っておりません。それでも熱効率を上げるための対策は必要で、ようやくリフォーム(?)第2弾に取りかかりました。
 息子の日記には、「さむさたいさくとして、部屋をせまくしました。」とありました。そうです、広いとなかなか部屋が暖まらず、薪の消費量も多くなるため、部屋を狭くしたのです。方法は至って簡単。ホームセンターで厚さ2cmの断熱材を買ってきて、適当な長さに切り、それを襖と障子が入っていたレールにはめ込んだのです。そうやって、30畳あった部屋を約半分に仕切りました。

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 ただし、見てくれはすこぶる悪いです。断熱材むき出しの壁面は、さながら工事現場のようです。でも、とりあえずはデザインよりも実用重視。今後、余裕が出てきたら多少は格好の良い部屋にアレンジしていきます。
 これまで、自然のサーモスタットが働き、どんなに部屋を暖めても最高室温は15度どまりでした。断熱材を入れた途端、一気に21度まで上昇しました。我ながら、その効果に驚きつつも、もっと早く対処しておけば良かったと思っています。

 今回の作業で、薪の消費量がどれだけ変わるのかを検証してみたいと考えています。
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by senang | 2007-01-04 00:30 | 【2】DIYな暮らし
本年はありがとうございました。
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 昨日から雪が降り積もり、現在も降ったり止んだりを繰り返しています。現在の積雪量は15cm程度です。10:30現在の外気温はマイナス1度で、室温は3度でした。一晩で急激に冷え込み、家の中と外の気温がさほど変わらなくなるということを実感しています。つまり、いかに暖房効率が悪いかということでもあります。

 本年中は多くのみなさまに拙ブログにお越しいただき、誠にありがとうございました。chapter1からchapter2へと移行し、自給的生活を始めるという実験を開始したところです。これまでの間に考え方がまとまったわけではなく、まだまだ追求したいこともたくさんあります。以後もどうかよろしくおつきあいくださいませ。

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 昨夜、一部の水道が凍りつき、水が出なくなりました。古い家なので仕方のない面もありますが、この水道管は屋外に露出しており、氷点下になればたちどころに凍ります。自給以前に、風土に適した住宅というものがいかに大事かということを思い知りました。

 それにしても、来年の春まで水が出ないんだろうか...?
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by senang | 2006-12-29 11:20 | 【2】DIYな暮らし
少ない資源で快適に暮らすために その1「熱効率を上げる」
 自給ということは、周辺環境の資源を使って生きるという表現ができます。周辺環境の資源は無尽蔵にあるわけではありません。有限です。
 有限である場合、どんなに資源を消費したり浪費したりしても、それが資源上限をはるかに下回っているのであれば問題ないでしょう。しかし、我々が生きていくために必要とする資源消費量が供給上限と同等かそれ以上だとすれば、抜本的に生き方を見直さなければ明るい未来はあり得ません。

 資源のインプットが限られているのであれば、それをいかに有効に使うのかという視点も必要になります。例えば、現在の僕の生活になぞらえて言えば、「いかに薪の消費量を抑えて部屋を暖めるのか」ということになります。

 今の家は、古の知恵が詰め込まれた昔風のつくりではありません。かと言って、現代の技術や流行を積極的に取り入れたものでもありません。正直、物件としては面白みのないものであると言わざるを得ません。
 そんな家にやや大きめの薪ストーブを導入しました。設置してある1階は、襖と障子を取り払い、約30畳のワンフロアとなっていて暖房効率が悪いです。また、家が何となくねじれているので、隙間という隙間から風が入ってきて、窓を閉めているにもかかわらず部屋の中でカーテンが揺れています。おまけに、床は根太材の上にコンパネ1枚が敷いてあるだけのようで底冷えがします。皮肉なことに、ストーブの前に座ると、上半身は温まるのですが、お尻から足にかけていつまで経っても冷たいままです。
 それで実験してみたのですが、どんなに薪ストーブをフル稼働させても、室温は15度以上になることはなく、部屋の中心部以外はいつも温度が低いままです。

 またの機会にお話ししますが、我が家の薪の消費量は他家に比べるとかなり多いようです。消費量が多いからといってたくさんの薪を確保する以前に、これらの暖房効率の悪さを何とかすることの方が先です。

 話が長くなりましたが、「自給→周辺環境の有限資源の利用→利用効率を高める」ということを念頭に置いた場合、暮らしぶりや家のつくりを見直すことが重要です。リフォームなど物理的な手入れも含めて、消費する資源の上限に合わせて「住まい方」を再構築する必要性を感じました。
 例えば、薪を使って部屋を暖めたり料理をつくったりということを目的とした場合、次のような改善点が挙げられます。

 ■室内外の空気の流れを読み、これを利用する
  (冷気を遮断すれば良いってもんじゃない)

 ■適切な居住スペースで過ごす
  (広ければ良いってもんじゃない)

 ■人(家族)の居場所を集約する→生活時間にも再構築が必要
  (プライベートを尊重して個別分散させれば良いってもんじゃない)

 特に3番目の改善点は、家によっては会話が途切れがちな親子関係を修復する効果もあると思います。
 これらによって、消費する薪の量がかなり減らせることでしょう。試行錯誤の作業をしながら、ひと冬に必要な薪18立方メートルという想定量をどこまで減らせるのか試してみます。

 蛇足ながら、今月初めにもらってきた薪を使い果たすまでの期間は24日という試算でしたが、計算より3日早く底をついてしまいました。室内の改造を早くしなければ...!
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by senang | 2006-12-24 02:53 | 【2】DIYな暮らし
軽トラック
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 軽トラックを買いました。
 これまで、ことあるごとに知り合いに借りていたのですが、頻繁に使うため、少し心苦しくなってきました。また、本格的な積雪を前に、4輪駆動の車がなければ家から出ることが難しくなります。公道につながる家の前の道がやや傾斜しており、2輪駆動だと積雪や凍結の場合はわずかの坂でも蟻地獄のようになってしまいます。

 ということで、購入に踏み切りました。

 とはいえ、潤沢な資金があるわけではありません。近くに懇意にしていただいている車両板金屋さんがあるので、「捨てるようなものでいいから、軽トラックがあれば世話してください」と聞いてみたのです。すると、数日前に廃車にしたいと預かった車両があるよということでした。これからの時期、4輪駆動車の需要が伸びます。無理かもしれないと思っていたところ、何ともラッキーな返事が返ってきました。
 名義変更と車検とタイヤ交換の分だけ費用をみてほしいということで、しめて13万円。本格的な冬が来る前に何とかなって良かったです。

 自給的生活に軽トラックは欠かせません。いえ、軽でなくてもよいのですが、トラックは必要です。僕の場合、用途は専ら薪や薪小屋などの資材を運びます。冬は積雪・凍結路面をバリバリ走り、雪解け後は木を求めて山道をドカドカ走ることになるでしょう。
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by senang | 2006-12-09 22:41 | 【2】DIYな暮らし
実用重視
 格好から入るということは時に重要です。しかし、わが家の場合、実用重視で使えるものは使えという思考が優先されるようです。

 わが家は和風っぽい(?)民家であり、増改築が施されてつぎはぎ状態です。現在は障子や襖を取り払い、1階は約30畳の広い続き間になっています。30畳を暖めるため、天井と屋根に穴をあけて煙突を立て、ストーブを設置しました。
 薪ストーブを設置していただいた業者さんのホームページに、施工例の紹介写真が掲載されています。早速、我が家の写真も載せていただきました。その写真には家の中の様子が全て写っているわけではありませんが、他の施工例と比べて明確な違いがありました。率直に言って、他の家は洒落ているのです。ログハウス風のつくりにシンプルな炉台があり、その上に重厚なストーブが乗っています。または、伝統と現代風が良い具合にミックスされており、そこにストーブが風景の一部としておさまっています。いずれも(わが家以外)、モデルルームかスローライフ雑誌に出てくるような写真でした。

 ストーブまわりの小物(ファイアーツール)もたくさんあり、それなりに揃えていく必要があります。ストーブの中で薪を整える鉄の棒、薪を運ぶラック、肘まである防火の皮手袋、灰を棄てる金属製のバケツなど。これらをストーブメーカーのブランドもので揃えてストーブの周辺に配置すると、ムードが高まります。
 しかし、カタログや店でこれらを物色して感じたのは、いずれも値段が高いということでした。ただ高いというだけならまだしも、「これで代用できるんじゃないか?」というものがたくさんあるのです。
 それで、わが屋では、そこらへんにあるもので間に合わせました。炉台は庭石で自作。ストーブの中の薪を整えるのは火ばさみ。薪を運ぶのは荷物運搬用のキャリー。防火手袋は工業用グローブに妻が皮を縫いつけて自作。灰を棄てるバケツはリサイクルショップで眠っていた鍋。

 格好から入るということは時に重要です。しかし、わが家のストーブ周辺は、とことん格好良くありません。部屋が暖まれば良いのです。
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by senang | 2006-11-29 11:13 | 【2】DIYな暮らし