カテゴリ:【2】エネルギー( 16 )
開花、もうすぐ収穫
 昨年秋から育てている菜の花。雪が解けて花が咲き、今は種になっています。地ごしらえから種まき後の様子は以前の記事でお伝えしましたので、雪解け後の様子を2枚の写真にてお知らせします。

 3月下旬。秋に育った菜の花は、その後雪に圧されてしまってぺちゃんこになってしまいました。この無惨な姿を見た時、「全滅かなぁ」と思いましたが、ここからの成長ぶりに驚かされました。

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 少し暖かくなってからぐぐっと茎が伸び、1ヶ月くらいで胸までの高さに。4月中旬頃、満開になりました。花畑に近づくと、ミツバチの羽音がたくさんしています。例えるなら、飛行場で離陸を目前にした何機もの小型機が待機しているような感じです。

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 今現在は、茶色く枯れて種になっています。早く収穫しなければ、房がはじけて種が飛散してしまうのですが、時間がないうえに天候が思わしくなく、収穫作業に着手できません。
 ただ、収穫しても、これだけの面積だと種が採れる量はごくわずかです。それでも、種を播いてから収穫までどれだけの手間がかかるのかは体験できます。

 菜の花は連作できないとのことなので、今年は畑を休め、再来年以降に再チャレンジしてみたいと思います。
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by senang | 2008-06-25 18:27 | 【2】エネルギー
越冬前の菜の花
 9月末に播いた菜の花が大きくなってきました。下の写真は、10月中旬に本葉が出てきたところです。晩秋で日差しは弱くなりましたが、すくすく育っています。

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 本格的な冬を迎える直前には、下の写真のようになりました。本葉が生い茂って頼もしくなってきています。こうやって見ると、かなり密生させてしまったなと反省しているところです。これからもっと大きくなるので窮屈ですね。

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 去年は記録的な少雪でした。そのため、菜の花は2~3月頃に咲いてしまい、通常だと満開期であるゴールデンウィークの頃には茶色くなっていたそうです。
 今年も11月中旬に初雪は降ったものの、積もるには至りませんでした。それ以降も気温の高い日が続いており、積雪の気配は全くありません。今も外は雨です。

 気候の変動は植物の生長に大きく影響します。植物が思惑どおり育たなければ、食料やエネルギーの安定供給ができず、人間の生存にも影を落とします。順調すぎるくらい育っていく菜の花を見ながら、ふとそんなことを考えていました。
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by senang | 2007-12-22 01:36 | 【2】エネルギー
今年の冬は大丈夫!
 今の家に引っ越して、ちょうど1年が経ちました。去年は引っ越し早々に薪ストーブを設置したものの、燃料の準備をしていませんでした。なので、十分な量の薪がなく、あちらこちらからかき集めて冬を乗り切った記憶があります。正月明けの夜、チェーンソーで燃やすものを切って暖を取ったこともありました。


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 そんな反省もあり、今年はコツコツと薪を集めました。この冬は薪貧乏にならずに済むと思います。


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 職場からも使用済みの試験材料をもらえました。スギなのですぐに燃え尽きてしまいますが、助かります。


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 先日は知り合いが伐った木を持ってきてくれました。割って乾燥させて、来年の薪になります。
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by senang | 2007-11-07 23:00 | 【2】エネルギー
菜の花の種まき
 9月末、菜の花の種をまきました。9月上旬に堆肥を入れてすき込んで以来、しばらく放っておいたら草が生えてきました。また、菜の花の種をまくのは9月中だということです。こりゃいかんとばかりに、慌てて作業に取りかかったのが実態です。

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 菜の花は水分に弱いため、まずは水はけを良くするための溝をつけます。30cmくらいの深さの溝を約2mおきにスコップと鍬で掘っていきます。機械を使えばすぐ済むのですが、手作業でやってみると、かなりの重労働です。「手伝うよ」と言ってくれた息子も、案の定、1本掘って「休憩!」と言ってどこかへ行ってしまいました。結局、予定していた面積の半分くらいでタイムアップとなってしまい、今年は小規模な菜の花畑をつくることにしました。
 溝を掘った後、適当に種をまいて作業は終わりです。

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 数日後に見に行ってみると、小さな芽が出ていました。しばらく雨が降っていなかったので、夜露をとらえて発芽したのでしょう。可愛さと逞しさに嬉しくなり、早くも来年の春が待ち遠しく感じました。
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by senang | 2007-10-11 06:49 | 【2】エネルギー
堆肥散布
 この記事のカテゴリは「エネルギー」です。堆肥散布とエネルギー、一体どんな関係があるのかおわかりでしょうか?

 我が家には5m×20mくらいの農地があります。日当たりが良いのですが、現在は使っていません。隣の家(我が家から500m離れています)のおじいさんによると、かつては田んぼだったとか。
 この度、ここをミニエネルギーファームにすべく作業に取りかかりました。畑からエネルギーを採取しようという試みです。具体的には、菜の花を栽培して油を取り、食用などに用いた後、精製してBDF(Bio Diesel Fuel)にしようというわけです。
 これは、「菜の花プロジェクト」などと称して、数年前から全国各地で取り組みが行われています。NPO法人などが組織的に事業展開する場合、それなりの活動として成立すると思います。今回は、それが週末自給人のライフサイクルにマッチするものなのかどうかを検証したいと考え、個人または家族という単位で実施することにしました。

 ここで菜の花について少しだけ解説しておきましょう。
 まず、耕起と施肥を行い、9月に種を播きます。菜の花は土地収奪性が高く、多くの肥料を必要とします。野生化したものであれば土壌が痩せていてもそれなりに成長しますが、実を取る目的には適さないとか。
 種を播いた後、秋にある程度成長し、冬が来ると雪の下で春の到来を待ちます。そして春が来ると、ご存じのとおり黄色い花畑になります。
 ただし、初めての土地ではなかなか育たないという話もありますし、水はけが良くなければ育ちにくいとも言われています。今年から来年にかけて、そのあたりの相性を見ながら、楽しんで取り組んでいこうと思います。

 それで、菜の花栽培の第一歩が堆肥散布なのです。

 菜の花は多くの栄養分を必要とするため、肥料をたくさん入れます。しかし、化学肥料は使いたくありませんので、昔ながらの堆肥を播くことにしました。
 知り合いに「堆肥がほしい」と頼んだところ、ある朝電話があり、「今から行くよ」ということです。しばらくすると、堆肥を満載した軽トラックが我が家へやって来ました。

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 今更言うまでもなく、堆肥は動物の糞と藁や草などを混ぜて発酵させたものです。少し(?)臭いがあります。たちまち色々な虫が寄ってきます。知り合いのおじいさんは、手早く堆肥を畑に山積みにし、「また来るよ」と言い残して去っていきました。結局、1日がかりで5往復もしてもらい、我が家には有り余るほどの堆肥の山ができました。

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 大きなフォークを使い、積まれた堆肥を畑にまんべんなく広げます。どんどん堆肥が届くので、家族みんなで堆肥を運びます。写真は息子が手伝ってくれている様子ですが、ヤツめは2分もしないうちに「はい、休憩」と言って遊びだしてしまいました。

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 畑一面に堆肥を広げた後、耕耘機で耕します。これ、やってみると結構面白くて、結局は妻がほとんど耕してくれました。
 この後、しばらく養生して堆肥と土を馴染ませ、排水のための溝掘りをする予定です。約1m間隔で深さ30cmの溝を掘るのですが、これがかなりの重労働。

 ところで、黙々と堆肥散布をしていると、色々と考えることもあります。
 現在、僕は小学生より牛が多くいる町に住んでいます。農業機械の普及で牛耕がなくなっていっても、数頭の牛を飼っている家がまだまだ存在しています。それは、良い堆肥をつくるためでもあります。我が家に堆肥を運んでくれたおじいさんによると、「やっぱり堆肥が一番、米の味が全然違う」ということです。
 堆肥には色々なものが混ざっています。牛の糞、稲藁、草刈りをした後の草など。牛が草を食べて糞をします。稲を刈り取った後には稲藁が出ます。これらを混ぜ合わせ発酵させて堆肥ができます。堆肥は田畑に戻って再び稲になります。これぞ里山のサイクル=循環です。

 そんな循環系の中で無理なくエネルギーファームを成立させること。それが僕の目標です。そして、そこで取れたエネルギーを使った暮らし方は、きっと次の社会の構築に通じると確信しています。
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by senang | 2007-09-06 00:40 | 【2】エネルギー
人間には環境保護が無理であることを露呈したイベント
 「ライブ・アース」。これまた不都合なことがオンパレードのイベントですね。地球温暖化防止や環境保護を訴えているにもかかわらず、大規模なコンサートに要する電力、1箇所に大勢の人間が集結することに要するエネルギー、イベント開催や広報に費やされる紙などを考えると、大量の資源消費をしていることは明白です。しかも世界規模で。
 温暖化防止や環境問題について人類の理解を求めようとするのであれば、まずは無駄なイベントやメディアに費やしているエネルギーを抑え、その分でできる範囲の行動をすべきではないかと思います。現状を野放しにしながら、さらに大きなエネルギーをかけて環境問題を訴えてしまったわけですから、そのメッセージは俄然嘘っぽくなってしまいました。
 名だたるミュージシャンが参加したものの、下手なMC(下記)で環境問題に対する認識の低さを露呈してしまったようです。彼らがこれからの世代をリードすることが無理であることを決定づけたと言ってもよいでしょう。「本当に地球のことを考えるのなら、こんなイベントはしない方がよい!」ということくらい言った確信犯的出演者はいなかったのでしょうか。

 現代は、「ライブ・アース」が何の疑問もなく受け入れられてしまう社会です。そう考えると、温暖化や環境破壊のリミットが来てしまう前に、環境容量をしっかりと見据えた社会をつくるなどということは、到底無理なのかもしれません。

温暖化防止へ倖田来未らが熱唱
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by senang | 2007-07-09 10:08 | 【2】エネルギー
ビニールハウスの復旧 その2 放ったらかし栽培
 マルチを剥いだ後、耕起して植え付けをします。作業をしながら骨組みだけのビニールハウスの中に立ち、今の農業は石油製品なしにはできないことを痛感しました。

 そもそも、ビニールハウスのビニール。代表的な石油製品です。そして、主な作物の産地では、石油製品に覆われた農地で作物を育てているわけです。
 同じく、マルチも石油製品です。マルチを張らなければ、取っても取っても雑草が生えてくるため、これなしには作物はできないというのが実情です。さもなければ、除草剤を撒くことが当たり前となっています。しかし個人的には、農作物を育てるのに石油製品や化学物質で「雑草を抑える」という発想にどうしても馴染めません。それは、周囲の草と切磋琢磨して生き残った野菜の方が美味しいということを、経験的に知っているからなのかもしれません。
 耕起には耕耘機やトラクターが欠かせない存在です。昔は牛で耕していましたが、機械の普及で牛耕は姿を消しました。そして、機械は石油で動きます。

 そんなことを考えながら、「現代農業は石油製品や化石燃料なくしては成り立たない」ということに行き着きました。

 集荷・出荷・選別・輸送といった流通の仕組みにも大量の化石燃料が消費されています。ちなみに、石油製品でできた資材・化学肥料・機械の販売、作物の系統的な出荷は、JAが率先して進めています。
 食糧の自給・供給を考えるにあたっては、エネルギー問題を先に解決することが重要です。さらには、農業生産と流通の構造的な問題もあり、これを抜本的に変えていかなければならないと感じました。

 話は戻りますが、ビニールハウスの手入れが終われば、ビニールもマルチも張らずに野菜を植えて、雑草とともに育てる「放ったらかし栽培」を試みようと考えています。
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by senang | 2007-05-01 14:40 | 【2】エネルギー
今後の20年を考える その2 最終目標はエネルギー自給
 本日、バイオエタノールを混合したバイオガソリンの販売が首都圏で始まりました。環境問題への意識の高まりから、反応も良いとのことです。
 「カーボンニュートラル」の原理からすると、太陽エネルギーのもとで成長した作物を燃焼しても、そこから発生する二酸化炭素は次世代の植物に再び吸収されます。二酸化炭素の排出量と吸収量の間に釣り合いが取れ、理論的には空中の二酸化炭素濃度は一定に保たれるということです。
 バイオガソリンにおけるハイオエタノールの混合割合は3%とのことですが、何もしないよりは良いのかもしれません。できるだけ化石燃料を使わなくても良いように、業界の理解が進み、エネルギー転換に関する技術が進展することを心より願っているところです。

 ところで、バイオガソリンの販売は喜ばしいことですが、以下に根本的な問題提起をさせていただきます。
  ↓
 バイオガソリンの製造過程では、直接的であれ間接的であれ化石燃料を使わないのでしょうか?
 また、現在は海外のトウモロコシやサトウキビから生成したエタノールを混ぜていますが、その輸送にどれだけの化石燃料が費やされてるのでしょうか?


 つまり、バイオガソリンを使うことは良いのですが、本当に化石燃料の使用削減につながっているのか、二酸化炭素排出削減につながっているのかということに疑問が残るわけです。

 これを打開するには、エネルギーを自国内で自給するしかないと考えています。バイオマス利用を基調としながら、本腰を入れて「第3次エネルギー革命」とも言うべき状況を興さなければ、日本に将来はないでしょう。
 その時に重要な考え方をまとめると、おおむね次のとおりになります。

1.遠くから運んでくるのではなく、手近なところで調達・製造できるものであること(local)。

2.手近なところで製造するためには、できるだけ製造方法が簡便であること(simple)。

3.エネルギー作物とその製品は、特定の場所でしかつくられないものではなく、汎用性の高いものであること(popular)。


 L.S.P.(Local Simple Popular)は、エネルギーのみならずあらゆる資源の自給に関する三原則と言えます。そして、稲作を農業の主軸としている日本は、エネルギーのL.S.P.を実現する格好の条件を有した国なのです。
 今日からバイオエネルギーの実用化が始まったわけですが、最終目標にエネルギー自給率100%を掲げ、20年後くらいには実現したいですね。
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by senang | 2007-04-27 15:33 | 【2】エネルギー
風呂用の薪
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 風呂を焚く薪がなくなったので、知り合いの家へ取りに行きました。うかがった家は、薪の釜からガスの釜に交換したため、燃料がいらなくなったということです。
 うずたかく積まれた薪を半分くらい積んだところで、軽トラックが満杯になりました。これだけあれば1ヶ月半~2ヶ月くらいは大丈夫。本当に助かります。後日また取りに来ることを告げると、「整理できて助かる」とのことでした。

 ご覧のように、ほとんどが建築廃材です。帰って釜に入れようとしたら、薪がかなり長いことに気づきました。焚く前に、のこぎりで適当な長さに切る必要があります。これだけの薪を切るのは大変ですが、コツコツと切りながら燃やしていこうと思います。
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by senang | 2007-02-13 01:26 | 【2】エネルギー
電気の代替を模索すべき
 生活に必要なエネルギーは、2つに大別できます。熱源と電気です。

 熱は、料理、暖房、炊事などに必要となります。いわば生活のベーシック部分を支えるものであり、欠かせないものであると言えます。熱を得るためには、薪をはじめとしてガスや石油などの使用が考えられます。日本の家庭では、薪や炭の代替としてガスや灯油が戦後になって飛躍的に普及してきました。現在では化石燃料が主流となっており、薪や炭で熱を得ることはかなり少なくなりました。
 他方、電気も不可欠なエネルギーです。テクノロジーが発達してきた現代において、パソコンやテレビなどの精密な機械には電気が必須です。さらに、電動ノコギリや洗濯機などの大きな力を必要とするもの、電動の自動車や車いす、照明など、多様な使い方がされています。バッテリーとして蓄えておくこともでき、運搬の面でも非常に優れたエネルギーです。

 電気製品の中には、熱を得るためものもあります。トースター、電気こたつ、ヒーターなどがそれです。ただし、エネルギーの無駄をできるだけ抑えるならば、熱を生む電気製品と熱で電気を発生させる方法について考え直すべきだと思います。
 火力発電やバイオマス発電などは、石油や木質材料を燃焼させてタービンを回し、電気エネルギーをつくる手法が主です。そうやってつくった電気が各地へ移送(送電)されて使われます。熱源を電気エネルギーに変換する過程と送電の過程で、かなりのエネルギーロスが生じていると想像できます。一説によると、送電の過程で生産した電力の1割が失われるという話もあります。
 熱を生む電化製品を使うことは、「熱の発生→熱から電気へのエネルギー変換→送電→電気製品によって電気から熱へのエネルギー変換」という回り道をすることになります。エネルギー効率を考えると、とてつもないロスを経て小さな熱源を得ていることになります。

 そうなってくると、バイオマス発電についても考え方の転換が必要になります。バイオマス発電は、ダイレクトに熱源となり得るものをわざわざ電気に変換するわけですから、エネルギーロスの最たるものです。例えば、バイオマス発電で得た電気でパンを焼くことを実現させるより、薪オーブンでパンを焼く設備・手間・時間をつくることに力を注ぐべきです。そうやって代替可能なエネルギーを確保し、本当に必要な電力量の想定と生産を進めることが肝要です。

 繰り返しになりますが、電気は不可欠なエネルギーです。しかし、機能や仕事に応じて、電気以外の選択肢を用意しておくべきでしょう。精密機械など電気の代替がきかないものはやむを得ないとしても、調理器具、暖房器具、乾燥機などは薪や炭の熱で代用できます。そもそも、オール電化して何でも電気で賄うとなると、たちどころに発電側が追いつかなくなります。
 電気の生産(発電)については、化石燃料からバイオマス燃料への切り替えが必須ですし、風力や太陽光による発電の普及も急務です。合わせて、電気を身近なところでつくる試みも必要になるでしょう。1箇所で大規模に発電をして送電するより、小規模な発電拠点をたくさんつくる方がリスク分担もできます。
 そうやって適切なエネルギー源の見極め・生産・利用を制御していくことが、テクノロジーの進展と資源の有効利用を両立させ、持続的な暮らしの基盤をつくることになると思います。
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by senang | 2007-01-25 17:34 | 【2】エネルギー