カテゴリ:【2】環境との対話( 34 )
犯人は誰だ!?
e0052074_0345530.jpg

 先月末から何者かが我が家の玄関を荒らしています。一番ひどい被害に遭っているのがほうき君です。傘立てに挿してあったのですが、引っ張り出されて遠くまで引きずられ、毛が抜き取られた無惨な形で横たわっていました。最初は散らかし癖のある息子が放置したものかと思いましたが、本人はシロだと言っております。
 ほうき君が襲われるようになってから数日が経過。元通りに片づけてもは引っ張り出されることが何度となく続いたため、フサフサだった毛がかなり薄くなってしまいました。
 最初はタヌキの仕業かなと思ったのですが、ほうき君から餌の臭いがしているわけでもなく、ターゲットを絞って引っ張り出す目的がわかりません。しかも、犯行時間は決まって日の高いうちです。タヌキなら家の玄関先で騒ぎたいのであれば、日中ではなく夜を狙って来ると思います。
 それで、家族の意見が一致した犯人像は、鳥。この時期、巣材にするためにほうき君を連れ去って毛を抜いているのではないかというわけです。しかし、現行犯の現場をおさえた者は誰一人おらず、本当に鳥なのか、もしも鳥だとすれば何なのかということは依然として不明です。長身のほうき君を引きずり出すくらいですから、小鳥ではないと思います。
 幸運なことに、ここ数日は被害が拡大していません。ほうき君は傘立ての中にあります。しかし、彼は毛が薄くなったために仕事を全うすることができず、引退が囁かれているのでした。
[PR]
by senang | 2007-04-08 00:49 | 【2】環境との対話
三部作「朝」 霧
 昨日の午前中は大吹雪でした。4月に雪が降ることは珍しくないのですが、2月にポカポカの小春日和が続いたり、今年の冬はほとんど雪が降らなかったりと、天候が不安定になっているのは明らかです。

 明けて今日の朝はすっきりとした晴天です。吹雪→低温→晴天という天候の激しい移り変わりは、面白い風景を見せてくれました。今朝の出勤前のスナップを三部作でお届けします。

e0052074_9153434.jpg

 あらゆるところから湯気が出ています。山の陰になっているところには、まだ霜がありました。太陽の光を浴びると霜が蒸気となり、水が空中へかえっていきます。
 僕が向かいの山を見ていると、その山の奥からキジの鳴き声が聞こえてきました。背後でウグイスも鳴いていました。
[PR]
by senang | 2007-04-05 09:20 | 【2】環境との対話
三部作「朝」 薄氷
e0052074_973895.jpg

 水たまりに氷がはっていました。氷は薄く広く、全体が1つの板状になっています。接写しようとカメラを近づけたら、手が触れてしまいました。すると、水たまり全体が大きく揺れました。
[PR]
by senang | 2007-04-05 09:14 | 【2】環境との対話
三部作「朝」 名残雪
e0052074_933269.jpg

 さすがに4月。昨日の朝に降った雪は、午後になると急速に消え始めました。それでも気温が低いところには、名残雪が残っています。これもあと数時間で溶けてしまうことでしょう。
[PR]
by senang | 2007-04-05 09:06 | 【2】環境との対話
雉も鳴かずば
 昨日から今日にかけて、この冬一番の寒さを体験しました。2月には春のような陽気を体験しましたので、3月半ばになって冷え込むと、かなり調子が狂ってしまいます。とはいえ、気温が下がってもマイナス5度まででしたので、例年に比べると今年の冬はかなり暖かいことに変わりはありません。

 最近、キジの声で目が覚めます。明け方から早朝にかけて、家の周囲でしきりに鳴いています。「ケー、ケー」と少ししゃがれた声がすぐそばで聞こえたり、しばらくするとちょっと遠くからこだましてきたり。
 それで、窓を開けてそっと外を見てみるのですが、いつも姿は見えません。きっと、家の前の田んぼをはさんで向かい側にある木立にいるのでしょう。

 今朝はキジとともにウグイスも鳴いていました。目覚ましのバリエーションが増えて、段々と春を感じるようになりました。
[PR]
by senang | 2007-03-13 12:34 | 【2】環境との対話
家のそばに火葬場があります
 わが家の前後500mに人家がありません。最寄りの建物は、尾根を1つ越えたところにある火葬場で、裏山を歩いて抜けたところにあります。
 息子が、わが家のすぐそばに火葬場があることを知った時、とても怖がっていました。僕も幼少の頃であれば同じような印象を持ったでしょうし、火葬場が家のすぐそばにあることがずっと頭から離れない日々を送っていたのではないかと思います。

 息子が「え~、怖い!」と言った後、僕はこのように言ったことを思い出しました。
  ↓
 「人間は誰でもいずれ死ぬんだから、最後はあそこへ行くんだよ。」
 「火葬場は人が自然に帰るために煙と灰になるところだよ。」
 「だから、本当は怖いところじゃないんだよ。」

 息子は、「ふぅ~ん」と言ったきり、その後は特に突っ込んできませんでした。

 死は、今を生きている者にとって非現実の世界とも言えます。火葬場は、生と死の間を感じるものとして目に見える場所です。だから怖いという感覚を持つのかもしれません。
 自然や環境との「共生」という言葉があります。同時に、「共死」についても考えていくことが必要だなぁと思いました。
[PR]
by senang | 2007-02-23 11:26 | 【2】環境との対話
ホワイトチョコレート
e0052074_155487.jpg

 束の間の造形美でした。少し前の写真で、雪が降り始めた時に撮ったものです。枝に雪がくっついていて、遠くから見ると景色全体が生クリームで包まれていて、木々はホワイトチョコレートでできているようでした。木の下に行って見上げてみたら、遠くに月が浮かんでいました。
 綺麗だなと思って急いでカメラを取りに行き、何枚も写真を撮ったものの、後で見てみるとあまり綺麗ではありません。写真の腕前によるところが大きいのですが、やはり実物にはかなわないなと感じました。

 少し積もってはすぐに暖かくなり、この冬は依然としてまともな雪模様になっていません。枝についた雪も、次の日にはすっかりなくなっていました。
[PR]
by senang | 2007-02-05 16:01 | 【2】環境との対話
火は自分を映す
e0052074_1851366.jpg

 火はあらゆるものを灰にします。

 長年家を支えてきた柱も、丹精込めて彫った彫刻も、貴重な情報が記されている文献も、火はたちどころに灰にしてしまいます。それらが存在した月日や活躍した状況に思いを馳せると、一瞬にしてそれらの造形を崩して熱と煙と灰に分解しまう火は、何とも無情なもののように感じます。しかし、それは単に見方の違いで、火を基準にして考えると、我々の活動や存在がいかにちっぽけなものであるということになります。

 火は心の揺らぎを映します。

 不思議なことに、火と向かい合っている時には、精神的なコンディションが炎に反映します。滅入っている時などは、煙ばかりが出て燃え上がりません。逆に、アクティブモードの時はパッと火がつき、あっという間に燃え上がります。炎が立ち上ってからも、心のありようによって勢いが違います。

 火には冷たい火と熱い火があります。

 当然ながら火は熱いものですが、熱いながらも「冷たい火」と「熱い火」があるように感じます。冷たい火は、炎が出ていてもなかなか温度が上がりません。同じような状態でも、熱い火はとても大きな熱量を出します。最初、それは燃やすものに含まれている水分量によるのかもしれないと思ったのですが、同じ燃料を使っても火が冷たく感じる時と熱く感じる時があります。
[PR]
by senang | 2007-01-26 18:20 | 【2】環境との対話
環境の連鎖 暖冬のツケは夏にやってくる?
e0052074_9135640.jpg

 ここは山陰の豪雪地帯なのに、今シーズンの冬はほとんど雪が降っていません。12月末と1月上旬に15cmくらいずつ降ったきりです。それらもほとんど消えてしまい、屋根の雪が落ちて溜まっていた箇所にわずかばかり残っている程度です。
 積雪量2mという昨シーズンもおかしな状況だったのですが、それ故に去年と今年のギャップの大きさを感じています。そして、自然のリズムが大きな変動を始めたことに対して、何かが変化しはじめている兆しを感じます。

 さて、「雪がない」ということがどのようなことなのかを考えてみました。雪がなければ除雪の手間が省け、道路事情も良く、何かと過ごしやすいとは思います。しかし、この地方の生活や仕事のリズムは、冬場に空から大量の水分が降ってくることによって成り立ってきました。雪があるべき時にないということは、そのリズムが大きく狂うことになります。

 通常は、冬の間に雪が降り積もり、それらが春になって溶け、山々の小川や地下水などの水脈となり、田畑を潤します。多くの水は、雨や雪が降った直後に表層に出てくるのではありません。土を通って地下水脈となり、一定のタイムラグを経て我々の目に見える形で姿を現します。
 人間本位の考え方をすると、今の時期に天の恵みである水(雪)が少ないということは、生活がしやすいから良いと楽観視できない側面があります。例えば、今年の夏あたりに大きな水不足になることも考えられます。水がないことによって、水を必要とする農業や人々の生活が困窮するだけで済むのならまだ良いのですが、周囲の環境が変わることも大いに考えられます。例えば、動植物の大量発生あるいはその逆などが、かなり高い確率で生じると思います。

 雪が少なくて過ごしやすい冬のツケは、夏になって払わなければならないのかもしれません。生物は、地球のリズムに素直に従って生きています。我々は、それらを夏になってにわかに害虫獣扱いするのではなく、今から長期的に危機を想定することが必要だと感じます。

 今の時期は特に、環境の変化に対応してやっていける柔軟性が人間の考え方や行動に必要なのかもしれません。
[PR]
by senang | 2007-01-24 09:46 | 【2】環境との対話
カミキリムシの蛹
e0052074_17454198.jpg

 薪を割ったら、こんなのが出てきました。カミキリムシの蛹です。朽ちそうになっている樹皮の隙間には、よく幼虫が住み着いていて、薪割りの振動とともにパラパラと落ちてきます。彼(彼女)は、幼虫から変態したところまでは良かったのですが、そこで力尽きて命を落としたようです。発見した時、中身は既に腐敗し、白い液状になっていました。
 カミキリムシは蛹の時、羽根を真ん中の足で抱えて変態するんですね。イモムシの形からどうやってこんなに精密で複雑な形に変わっていくのかについて、驚きとともに感心いたしました。

 身の回りには奇跡がたくさんあります。
[PR]
by senang | 2007-01-05 17:57 | 【2】環境との対話