カテゴリ:【2】環境との対話( 34 )
メジロ
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 雪が積もると、小鳥の動きがよく見えます。道を歩けば、様々な種類の鳥がすぐ近くから飛び立ったり横切ったりします。我が家の回りの山際にも、ジョウビタキ、ツグミ、ホオジロなどが賑やかに飛び回っています。冬は広葉樹の葉が落ちて、地面が白いスクリーン状態になるので、素早い鳥たちの動きが把握しやすいのかもしれません。
 先日、机に座っていて目の前の窓の外でチラチラと動くものがありましたので目を凝らすと、メジロが1羽いました。この窓は裏山に面しており、よく鳥の姿を見ることができます。鳥もあまり警戒せずに近寄って来てくれるので、部屋にいながらバードウォッチングが楽しめます。

 話は変わりますが、たくさんの雪が積もり、毎日雪かきが必要となるなど、冬も体力仕事が多くあります。それで、「雪はうんざりだ」という声もよく聞こえてきます。
 考え方を変えると、雪や氷という固体の状態ですが、豊富な水に囲まれて暮らしているということを実感します。
 雪かきをしながら、ふとそんなことを思いました。
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by senang | 2008-02-25 08:01 | 【2】環境との対話
体は水の循環でできていることを実感する
 昨年までに比べて、今年の夏は外での作業が格段に増えました。最近は、炎天下で家の周りの草刈りや薪づくりや社会実験での調査などを行っています。腕や顔など、外に露出している体の部分は、日に焼けてすっかり黒くなりました。服を脱いだら、上半身はパンダのようです。
 暑い時期ですので、たくさん汗をかきます。その分、たくさん水分を取ります。1日に飲む水の量は、2リットル近くになることもあります。水が体から出て行き、出尽くしたところで補給することによって再び全身に水がしみわたる感覚を味わっています。飲んだ直後から再び汗が噴き出します。体は水の循環によってできているんだなぁということを実感します。
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by senang | 2007-08-20 15:30 | 【2】環境との対話
地震、雷、雨、マムシ
 先日、4人で登山道の草刈りを行いました。ちょうど新潟県中越沖地震が発生した日です。大型の台風が通り過ぎた直後でもあり、雨の勢いは衰えていないため、びしょ濡れになりながらの作業です。雨合羽を着ていても、隙間から入ってくる雨と汗と蒸気のために服が濡れてしまい、まるで立っていながら水泳をしているような状況でした。休憩時になっても、腰を落ち着けることができず、何かを食べるわけにもいかず、山道に突っ立ったまま数分間ぼーっとするだけす。
 昼時間にちょうど土砂降りとなり、弁当を広げることもできません。しょうがないので、やはり突っ立ったままで雨の勢いが衰えるのを待ちます。しかし、雨合羽をしたたる雨をうつむき加減で見ているより、少しでも作業をしている方が気分的には楽です。休憩もそこそこに作業を再開しました。

 そうこうしていると、今度は雷が鳴り始めました。その時は山の頂上付近にいたので、すぐ真上で雷が鳴っているように感じます。標高の高いところで聞く雷は迫力がありますね。閃光の後、ゴロゴロゴロ・・・ガラガラガラ・・・という音があっちからこっちへ駆けめぐり、サラウンド状態で響き渡ります。不意に閃光や大きな音があると思わず首をすくめてしまいますが、当然ながら効果はありません。金属製の機材を持って突っ立っている僕達は、「ここへ落ちてください」と言わんばかりの状況です。

 ヒヤヒヤしながらも作業が終盤近くにさしかかった時、先頭に立って山を下っていた僕の足下付近で何かが少しだけ動きました。立ち止まって目を凝らすと、登山道の真ん中に赤みがかったマムシがいます。枯れた葉と同化しており、動かなければ見分けがつかずに踏んでいたかもしれません。ヘビが大嫌いな僕は、反射的に「うわっ!」と声をあげてしまいました。
 待ってもどいてくれる様子がないため、草刈り機の先でマムシの周辺をカンカンと叩いてみました。それは逆効果だったようで、クルリとこちらへ向き直って頭をもたげます。それでも、気分を損ねずにどこかへ行ってくれるよう、草刈り機を振り回したり話しかけたりしていると、ゆっくりと動きながら山の斜面へ消えてくれました。

 作業が終わった後、一緒にいた人に顛末を話すと、「マムシは危ないから草刈り機で切ってしまえばいい」と言われました。確かに、麓まで歩いて数時間もかかるようなところで噛まれたら大変ですし、そのまま放置しておけば後続の人にもその危険は及びます。しかし、ヘビが嫌いな僕にとって、ヘビを切るのはとてつもなく嫌なことです。ヘビが嫌いでないとしても、切り捨てるようなことはしたくないというのが正直な気持ちです。

 この度はマムシ。去年はツキノワグマ。山では時として命の危険にさらされる動物に出会うこともあります。それは人間が生き物の生息圏を通ることによって起こる遭遇です。なので、行く先に彼らがいたとしても、こちらが遠回りをして、血を見るような衝突は避けたいと思います。
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by senang | 2007-07-18 11:43 | 【2】環境との対話
コゲラの毛づくろい
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 先日、家の机でパソコンで作業をしていた時のこと。モニターから目を離し、何気なく窓の外を見ると、目の前のヒノキの瘤が何やら動いています。裏山の外縁にある木で、一番家に近いところに立っている木です。何だろうと目をこらすと、コゲラがくっついていました。
 器用に木の幹と平行にとまり、休むことなくモゾモゾしています。「何をしているんだろう?」と目をこらすと、羽根や背中などをこまめに手入れしていました。毛づくろいも垂直でするんですね。その間、ずっと木にしがみついているわけですから、脚力と尾の力は相当なものだと感じました。
 「ギィーッ、ギヤァーッ」と、最近は聞き慣れない声がすると思ったらコゲラだったんですね。小さな身体に似合わず、割と濁った声です。声の正体がわかり、すっきりしました。
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by senang | 2007-07-12 23:00 | 【2】環境との対話
ヤマガラの雛
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 昨日の昼、妻が鳥の雛を拾ってきました。道路の真ん中にうずくまっていたらしく、このまま放っておくと車に轢かれるかヘビなどに食べられるといった結末が待っているということでした。巣立ち直前に巣から落ちたようで、まだ飛ぶことができません。草を敷き詰めた小さな箱に入れると、隅っこへ行ってじーっとしています。
 羽が生えそろっておらず、頭には産毛が残っています。色合いからして、きっとヤマガラの雛のようです。

 「何を食べるのかな?きっと虫だろう。」

 ということで、妻は汗だくで虫取り網を振り回し、チョウやバッタを追いかけていました。捕った虫を割り箸に挟んで与えるのですが、口を開きません。なので、半ば無理矢理口をこじあけ、虫をねじ込みました。そうこうしていると、そのうち自分から口を開けるようになり、羽をふるわせて鳴きながら餌をせがむようになりました。
 今朝は早くから鳴いて餌を催促していました。妻は再び網を振り回し、虫を捕っていました。その後、知り合いの畑へ青虫を捕りに出かけたようです。

 あと数日もすれば飛ぶことができるでしょう。それまでのしばらくの間、我が家にいてもらおうと思います。

鳥の命と虫の命
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by senang | 2007-06-28 15:51 | 【2】環境との対話
限界集落のアカショウビン
 昨日、3世帯で高齢化率100%という集落におじゃましました。道路状況が悪く、幹線道路は車が1台通ることのできる道幅で、そのすぐ横は崖です。人はほとんど通らないでしょうから、車が落ちたらしばらく誰にも気づかれないということも十分にあり得ます。
 そんな道を進みながら、しばし車を停めて外に出てみました。「キョロロロロロロ・・・」という声がすぐそばでします。アカショウビンです。くちばしから足の先まで派手な赤色をしていますが、目につくところにはほとんど出てくることがないため、声はすれど姿は見えないと言われる幻の鳥です。
 声がすぐ近くから聞こえてきたため、声がする方へ向き直り、そろりそろりと近寄って行きました。すると、20mくらい先の茂みにその姿がありました。

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 野生のアカショウビンを初めて見たことに嬉しくなり、手にしていたカメラで撮影しようと試みました。しかし、2枚撮ったところですぐに飛び立ってしまいました。朝日に赤色が映えて、飛ぶ姿も優雅でした。
 写真は、カメラが悪いのか腕が悪いのか、例によって何となくブレてしまいました。ご了承ください。

 限界集落のアカショウビン。
 人間にとって撤退間近のエリアで、元気な野生が展開されていることを目の当たりにしました。
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by senang | 2007-06-14 17:55 | 【2】環境との対話
春の花 その6 シャクナゲ
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 以前の家の主が植えていたものです。5月の連休はしばらく家を空けており、帰ってきたら咲いていました。ほのかなピンク色がいいですね。
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by senang | 2007-05-17 08:46 | 【2】環境との対話
春の花 その7 サツキ
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 春になり、草丈がかなり伸びてきました。芽も出て枝ぶりも良くなりました。それでも庭の手入れをしていないため、藪のようになってきました。藪の中に深紅のサツキが映えます。
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by senang | 2007-05-17 08:44 | 【2】環境との対話
春の花 その5 アケビ
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 アケビの棚に見慣れないものがたくさんぶら下がっています。なんだこりゃとばかりに近寄ると、花と房の形をしたものがセットになってしました。
 妻が、「アケビは花もかわいいんだよ」と言っていました。控えめな色合いの花が風情を醸しています。
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by senang | 2007-05-16 11:57 | 【2】環境との対話
カメムシ考
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 わが家の周辺で最も数が多く、どこにでもいる生物はカメムシかもしれません。家の周辺だけではなく、家の中にもたくさん出没します。
 ご存じのとおり、カメムシは強烈な異臭を放ちます。臭いが凄いだけではなく下手をすると外傷を負うこともあり、これはもう毒物と言っても過言ではありません。
 去年、カメムシが下着に潜んでいることを知らずに身につけてしまったことがあります。その時、驚いたカメムシが徹底抗戦を挑んできたため、直撃を受けた箇所(皮膚)に甚大な被害が出てしまいました。激しい痛みが2日くらい続き、痛みは治まった後も皮膚がやけどのように赤く焼けて何日も跡が残ったことがあります。

 そんな因縁もあり、個人的にはカメムシという生物の存在を警戒しつつも、体内に凶器を仕込んでいるメカニズムに興味が湧きました。そこで、意を決してカメムシをつぶさに観察することにしました。

 まずは異臭。聞くところによると、自分で放った異臭のために死に至る個体もあるとか。天敵から身を守るためとはいえ、なぜそこまで過激な武器を身につけなければならなかったのか?
 次に色と形。家の内外にいる種類は地味な茶色で、ホームベースのような形をしています。壁や床に張り付いている角張った影や、カサコソとうごめいている姿を見かけると、反射的に警戒態勢を取ってしまいます。
 そこまで脅威を与える存在はどんな素顔をしているのか気になり、まじまじとのぞき込みました。ホームベースの上部に顔が突き出ており、顔の両側付け根に目が張り出しています。この目には世界がどのように映っているのでしょうか。機械的で非情な顔だなぁと感じたのは偏見でしょうか。
 そういえば、カメムシの幼虫や卵を見たことがありません。あれだけ大量に1年中いるわけですから、身近なところに卵や幼いカメムシがいると考えた方が妥当でしょう。または、見たことがあってもそれとは気づかずに過ごしてきたのでしょうか。

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 それにしても、カメムシに限らず昆虫はメカニックなつくりをしていますね。
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by senang | 2007-05-16 11:55 | 【2】環境との対話