エコ・ワーク・キャンプ その3 「まだまだ半人前じゃな」
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 日が暮れたので、枝を積み重ねて焚き火をしようと四苦八苦していると、招待に応じて夕食に来てくれた集落のおじいさんが2人やってきました。しばらく僕達の着火作業を見た後、ポツリとこう言いました。

「そんなんじゃぁ100年経っても火はつかんよ。」

 言うより早く、おじいさん達はすすっと積み上げた枝に近寄り、パキパキと折って火にかざします。すると、あっという間に火が燃え移り、枝の山にパッと火がつきました。

「山へ行ったら、雨が降っとっても火がつけられる方法があるんよ。」
「乾いた笹を取ってきてな、ほら、先を割ってやるとすぐにつくよ。」
「雨の中で火がつけれたら一人前やな。」

 先人の技はさすがです。
 キャンプのはじめに、自治会長さんが「それでも集落は消える」とおっしゃいました。しかし、この技を消してはならないと直感的に思いました。

 勢い良く燃えだした焚き火を後に、おじいさんはこう言い残してテントへ戻っていきました。

「火がつけれんってこたぁ、あんたらはまだまだ半人前じゃな、ほっほっほ。」

 ・・・恐れ入りました。
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by senang | 2007-10-10 23:50 | 【3】プロジェクト
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