空き家調査
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 真夏日の下、1週間かけてY自治区の空き家を調査しました。社会実験の記念すべきスタートであり、レンジャーのデビューでもあります。
 埋もれた資源、捨てられた資源、使える資源を探し出し、これからの資源自給を考える基礎にしようという趣旨の調査です。空き家だけではなく、使われていない農地や山もチェックしながら、集落内を歩き回りました。

 廃墟となって荒れ果てている家、まるで人が住んでいるかのようにきれいにしている家、年に何回か誰かが訪れる家など、一口に空き家と言っても状態は様々です。さらに、空き家の様相から、関係者がどのように管理しているのか、主がいなくなった時はどのような状況にあったのかなどがよくわかります。
 例えば、放置して数十年が経過している家がありました。地図には載っているのですが、道路から家に至る私道が木で覆われてしまって入り口がわかりません。歩き回ってようやく道の入り口を発見し、藪をかき分けて前進します。途中で舗装道路を割ってタケノコが頭を出しています。何とか家の前にたどり着くと、周辺はイノシシ天国。あちらこちらに掘り返した痕跡があります。家の中はグチャグチャで、布団とマンガと使用不可能となった電気製品が散乱し、使えるものなのかゴミなのかも判別できません。

 空き家の使い方としては次のようなプランを持っています。
  都市と農山村との交流拠点にして、宿泊や滞在できるようにしよう
  農林地の資源を使う際にレンジャーの前線基地にしよう
  このあたりを気に入って住みたいという方がいれば、住宅として復活させよう

 勿論、いずれの家も即入居できるという状態ではありません。物件の状態はピンからキリまであります。所有者や管理者との交渉もしなければなりません。そもそも、貸してもらえるかどうかの確認もこれからです。
 今回の調査では、ひとまずは空き家がどこにどれだけあるのかということを把握しました。それで実感したことは、使える状態にするにはかなり手を加えなければならないということです。空き家復活作業も資源の自給・活用プロジェクトの1つとして、レンジャーとともに手がけてみたいと思います。
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by senang | 2007-08-13 18:58 | 【3】調査
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