先日、家の机でパソコンで作業をしていた時のこと。モニターから目を離し、何気なく窓の外を見ると、目の前のヒノキの瘤が何やら動いています。裏山の外縁にある木で、一番家に近いところに立っている木です。何だろうと目をこらすと、コゲラがくっついていました。
器用に木の幹と平行にとまり、休むことなくモゾモゾしています。「何をしているんだろう?」と目をこらすと、羽根や背中などをこまめに手入れしていました。毛づくろいも垂直でするんですね。その間、ずっと木にしがみついているわけですから、脚力と尾の力は相当なものだと感じました。
「ギィーッ、ギヤァーッ」と、最近は聞き慣れない声がすると思ったらコゲラだったんですね。小さな身体に似合わず、割と濁った声です。声の正体がわかり、すっきりしました。