人間の矛盾 -「ライブ・アース」に寄せて-
 僕は、現在の人間の精神レベルにおいてという前提のもとで、地球が深刻なダメージを被る前に地球温暖化対策を成功させることは無理だと感じています。これは、決して「何もしなくてもよい」と言っているのではありません。むしろその逆です。
 温暖化対策は勿論のこと、地球上の資源を収奪し尽くさない生き方、地球を壊さない生き方を実現することは、今の我々が何はさておき成し遂げなければならないことだと考えています。そのために、地球のことを考える意識を広める先行投資は大いにすべきです。必要なことだと思います。ただ、「温暖化を防ごう!」と言いつつ膨大なエネルギーを消費するイベントは、逆に温暖化を促進していることになります。ここに大きな矛盾があるのではないでしょうか。イベントの広告効果を問う以前に、地球の資源を収奪しながら「地球を守ろう」と言っていることに疑問を持ってしまいます。

 1つ前の記事で言いたかったことは、この矛盾を見ずに環境保護を訴えても、人間の自己満足や偽善に終わってしまうということです。当事者である地球は(地球に人格があるとすれば)、そんな人間の矛盾に満ちた行動は受け入れてくれないんじゃないかなぁと感じます。

 地球上の資源は限られているにもかかわらず、人間の文明はその上限値に達しつつあります。地球の近未来を展望すると、人間が現在の成長を続ければ、数十年後には水・エネルギー・食糧が枯渇するということは明白です。つまり、環境保護を資源の大量消費路線において行っても、来るべき日は来てしまうということになります。
 これに対処するために、「こうする方法もあるよ」と提案を出すのは、とても重要なことですね。僕は、小手先のことだけではなく、現代人の生き方や価値観を根本的に変えなければ効果はないと考えています。それは、地球の資源は有限であることをしっかりと認識して、限りある資源を持続的に使う生き方を再構築することに他なりません。そのためには、次の発想が必要だと考えています。
 ■化石燃料と決別すること。
 ■再生産できるエネルギー(バイオマスなど)を使うこと。
 ■他所の資源を膨大なエネルギーを費やして持って来ないこと。
 ■手近にある資源を有効に使って暮らすこと。

 これらを実現するための生き方として、僕は資源の自給に着目しているところです。具体的には、拙ブログの記事をご覧いただければ幸いです。

 この記事は、green_feelsさんのコメントをきっかけに書かせていただきました。機会を与えていただいたことにお礼申し上げます。
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by senang | 2007-07-10 18:47 | 【2】自給について
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