N氏の営農と生活の改善 その3
 それでは、N氏がどのような作業を行ったのか、地図で見てみましょう。

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 これは改善前の1950年当時の田畑と山林の様子です。谷沿いに田を拓き、小高い位置に家屋と畜舎を建てたことがわかります。家の前(実際には急斜面の下)に沼があったことをこの文献で初めて知りました。確かに、家の裏山から家の前にかけては水はけが悪く、水が溜まりやすいので、沼があっても不思議ではありません。

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 これは改善後の1956年の図面。放牧場と栗園をつくったことが、面的に大きな変化をもたらしました。今でも山の中に張り巡らされた鉄条網が残っており、かつては放牧地だったことがわかります。
 水路を掘って田の排水を良くするといった乾田化作業にも、大きな労力が費やされたことでしょう。この工事が最も重要なものであったことは、文献を読んでよくわかりました。
 栗園から放牧場にかけての山は、1980年頃にヒノキが植林され、樹園地や放牧地として使われなくなっています。
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by senang | 2007-03-23 20:25 | 【2】DIYな暮らし
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