N氏の営農と生活の改善 その2
 N氏が1950~1956年に行った営農改善によって、粗所得が372,620円から483,670円に増えました。実に3割り増しです。1960年頃の大工日当が800円、コーヒー1杯が60円、公務員の初任給が14,000円程度だったことから、N氏の粗所得を今の金額に換算すると、約400万円から500万円にアップしたことになります。
 当然ながら、営農改善にかかる投資的経費もあったと考えられるため、ここから償却費を引くなどの処理をしなければなりません。家も改築しており、それにかかった経費も考慮に入れるべきでしょう。それでも、1軒の農家でこれだけ収入がアップしたことは、積極的に評価すべきことだと思います。

 当時の農家は、食べるものをほとんど自給していたという実態があります。購入していたのは動物性タンパク質、海産物、調味料などで、主に稲作と少量他品目の畑作で食料を賄っていたと考えられます。所得に対して支出を考えた時、現代の農家の生活と比べると、これは大きなアドバンテージとなっていたことでしょう。
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by senang | 2007-03-23 20:14 | 【2】DIYな暮らし
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