火は自分を映す
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 火はあらゆるものを灰にします。

 長年家を支えてきた柱も、丹精込めて彫った彫刻も、貴重な情報が記されている文献も、火はたちどころに灰にしてしまいます。それらが存在した月日や活躍した状況に思いを馳せると、一瞬にしてそれらの造形を崩して熱と煙と灰に分解しまう火は、何とも無情なもののように感じます。しかし、それは単に見方の違いで、火を基準にして考えると、我々の活動や存在がいかにちっぽけなものであるということになります。

 火は心の揺らぎを映します。

 不思議なことに、火と向かい合っている時には、精神的なコンディションが炎に反映します。滅入っている時などは、煙ばかりが出て燃え上がりません。逆に、アクティブモードの時はパッと火がつき、あっという間に燃え上がります。炎が立ち上ってからも、心のありようによって勢いが違います。

 火には冷たい火と熱い火があります。

 当然ながら火は熱いものですが、熱いながらも「冷たい火」と「熱い火」があるように感じます。冷たい火は、炎が出ていてもなかなか温度が上がりません。同じような状態でも、熱い火はとても大きな熱量を出します。最初、それは燃やすものに含まれている水分量によるのかもしれないと思ったのですが、同じ燃料を使っても火が冷たく感じる時と熱く感じる時があります。
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by senang | 2007-01-26 18:20 | 【2】環境との対話
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