薪で風呂を焚く
 毎日使う風呂。今回は、どのような方法で、どれくらいのエネルギーや労力をかけて風呂を沸かしているのかについて紹介します。

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 まず、どれくらいの水を湯にするのかについてです。数字で○リットルと言ってもピンとこないかもしれませんし、厳密に量ったこともありませんので、これくらいということでご理解ください(上の写真)。4人家族で、一般的な大きさの湯船にほぼいっぱいに水をためて湯にします。

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 1回に使う薪の量は、だいたいこれくらいです。長さ30cmくらいのものを軽く一抱えといった感じです。各種の木や建築廃材など様々で、とりあえず燃えればよしという感覚で集めています。前の主がストックしていたものをメインに、知人からもらったり、建築現場からもらったり、解体した小屋をもらったりして使っています。
 木は、広葉樹もあれば針葉樹もあり、竹もあります。生木は水分を含んでいて燃えにくく、例え火がついても温度が上がらないので、伐採後数年を経て乾燥したものを使っています。竹を燃やす時は、破裂防止のために節を抜いておく必要があります。
 板などの建築廃材には、釘などがついていることもあります。釘や金具は取り除いてから燃やすことがベターですが、取れない場合はそのまま燃やしてしまい、後で灰と一緒に集めています。塗装がしてあるものは、燃やした時に妙なガスが出ても困るので、極力使いません。
 写真のような大きなものの他に、焚きつけ時には枝、薄くて柔らかい板、段ボールや雑誌などの紙類も用います。

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 使用している釜は、ダイヤモンド工業社製のもので、借りた家に設置されていました。古い製品のようで、色々と検索しましたがどこにも載っておらず、正しい使い方も含めてどのようなものなのかが未だにわかりません。とりあえず、焚き口に燃料を入れて火をつけると、風呂場から循環してくる水を暖めることができるということだけ理解しています。
 本体の最下部に通気口(黒い蓋のようなもの)が2つあり、これで空気の流量を調節して炎の勢いをコントロールします。湧きすぎに気づいた時は完全に閉め、一気に強制消火することもできますが、不完全燃焼で釜場が煙だらけになってしまったこともあります。
 今は、もっと性能の良い釜が売り出されているようですが、我が家は現在の釜が十分に機能しているので、当面はこのまま大事に使い続けようと思います。

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 小さい火から段々と大きくしていき、釜を暖めます。火の勢いに応じて適切な大きさの薪をくべていきます。釜を早く暖めていかに少ない燃料で早く湯を沸かすかということが重要ですが、その日ごとに状況が異なりますので、現在も勉強中です。
 真冬の現在は、湯船の湯がちょうど良い温度になるまで1時間少々かかります。所要時間は水温や気温によって変わってくるらしく、夏場はもっと早くなるのではないかと思います。
 面白いことに、水が温い状態になるまで最も時間がかかります。今のところ、冷水がぬるま湯になるまで40分くらいかかり、その後はすぐに湯になります。時間と水温は正比例の関係ではなく、幾何級数的なのかもしれません。それで、湯になるまでの時間が短いので、火を落とすタイミングを逸してしまうと、浸かることのできないほどの熱湯になってしまいます。

 時間はかかりますが、燃料を集めること、火をつけること、空気を調節して炎をコントロールすること、水を温めることなど、多くのことを勉強させてもらっています。そして、何よりも嬉しいのは、息子が「ためる風呂より、父さんが湧かしてくれた風呂の方が暖かくて気持ちいい」と言ってくれることです。
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by senang | 2007-01-15 05:21 | 【2】DIYな暮らし
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