釜場の友達
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 風呂釜に住み着いている友達がいます。ザトウグモの大と小の2匹です。いつもどこかでカサコソと蠢いています。まさに「千と千尋の神隠し」に出てくる釜じいを彷彿とさせます。最初、妻と息子はとても気持ち悪がっていたのですが、最近は少しだけ慣れてきたようです。
 この2匹をじっくりと観察していると、生物の神秘さを改めて感じます。ご覧のように、足が異様に長く、しかも毛のように細いのが最大の特徴です。長い足によって本体が地面から高く浮いて宙づり状態です。蜘蛛が嫌いな人にとっては、この容姿は卒倒するくらい耐え難いようです。しかし、足を器用に動かして移動する様子は、「お見事!」の一言に尽きます。そして、足が長いだけあって、ゆっくり動いているように見えて意外と速いのです。
 前から2列目の足が特に長く、遠くへ伸ばして触覚の役目を果たしているようです。暗いところで視覚が頼りにならないところだからこそ足が発達し、感覚器官の役目を果たしているのですね。なぜ足が長いのかという謎が少し解けた気がしました。
 時々、彼らは虫の死骸を抱えています。長い足で抱えているのではなく、正確には口でくわえているようです。くわえたままで移動していたところに面白がってちょっかいを出したら、獲物を捨ててすたこらと逃げていきました。

 先日、息子が釜の番をしていた時、薪の上でくつろいでいたザトウグモをあやまって一緒に釜に放り込んだのではないかと言っておりました。不運な事故で1匹だけになってしまったと思っていたのですが、次の日、ちゃんと2匹いて安心しました。
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by senang | 2006-11-29 12:22 | 【2】環境との対話
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