実用重視
 格好から入るということは時に重要です。しかし、わが家の場合、実用重視で使えるものは使えという思考が優先されるようです。

 わが家は和風っぽい(?)民家であり、増改築が施されてつぎはぎ状態です。現在は障子や襖を取り払い、1階は約30畳の広い続き間になっています。30畳を暖めるため、天井と屋根に穴をあけて煙突を立て、ストーブを設置しました。
 薪ストーブを設置していただいた業者さんのホームページに、施工例の紹介写真が掲載されています。早速、我が家の写真も載せていただきました。その写真には家の中の様子が全て写っているわけではありませんが、他の施工例と比べて明確な違いがありました。率直に言って、他の家は洒落ているのです。ログハウス風のつくりにシンプルな炉台があり、その上に重厚なストーブが乗っています。または、伝統と現代風が良い具合にミックスされており、そこにストーブが風景の一部としておさまっています。いずれも(わが家以外)、モデルルームかスローライフ雑誌に出てくるような写真でした。

 ストーブまわりの小物(ファイアーツール)もたくさんあり、それなりに揃えていく必要があります。ストーブの中で薪を整える鉄の棒、薪を運ぶラック、肘まである防火の皮手袋、灰を棄てる金属製のバケツなど。これらをストーブメーカーのブランドもので揃えてストーブの周辺に配置すると、ムードが高まります。
 しかし、カタログや店でこれらを物色して感じたのは、いずれも値段が高いということでした。ただ高いというだけならまだしも、「これで代用できるんじゃないか?」というものがたくさんあるのです。
 それで、わが屋では、そこらへんにあるもので間に合わせました。炉台は庭石で自作。ストーブの中の薪を整えるのは火ばさみ。薪を運ぶのは荷物運搬用のキャリー。防火手袋は工業用グローブに妻が皮を縫いつけて自作。灰を棄てるバケツはリサイクルショップで眠っていた鍋。

 格好から入るということは時に重要です。しかし、わが家のストーブ周辺は、とことん格好良くありません。部屋が暖まれば良いのです。
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by senang | 2006-11-29 11:13 | 【2】DIYな暮らし
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