山道の草刈りで思ったこと 1 生物多様性
 今月は登山道の草刈り月間。年に2回、6月と9月に伸びた草を刈ります。高原は涼しく、暑い盛りを過ぎたとはいえ、草刈り機を背負って山道を登り、草を刈る作業は、とても良い運動になります。
 頂上付近の尾根づたいの道を進んでいた時、クマの糞を発見しました。道の真ん中に大きな塊になっています。少し離れたところにも別の塊がありました。

 それで、この道は様々な生き物が利用しているのではないかと考えたところです。

 まず、糞があったことから、山道がクマの通り道になっていることは明白です。実は、道のど真ん中に糞があるのを他にも何度か発見したことがあるので、クマは山道(特に尾根沿い)を意図的に選択して使っているのではないかと想像しています。
 昼になり、道に座り込んで昼食をとりました。ランダムに腰を下ろした周囲を注意深く見ると、様々な昆虫がいます。大きなものから小さなものまでアリが4種類、形は蚊だけれど大きさが数倍ある巨大な飛行型の虫、アブの仲間が3種類、などなど。昆虫はあまり詳しくないので、描写が大雑把ですみません。また、これら以外にも多くの生物がいたことと思います。

 道から藪の中をのぞき込みました。そして、道と藪の比較をしました。人が入らないところは、意外と単調な環境なのではないかと感じたところです。つまり、藪の中より山道の方が多様性がある、言い換えれば、変化に富んでいるという仮説が成り立ちます。もっと厳密に言えば、藪と山道との境目のあたりに、多くの動植物が棲んでいるのかもしれません。

 人間が切り開き、刈り払うことによって残されてきた環境が存在します。年2回の草刈りもその1つです。そして、そこを格好の住処としている生物もいます。
 人間の行為が全て地球にとって悪いというものではありません。「人間VS地球」というものでもありません。人間の行為は循環系の1つであり、それを持続的に維持しうる存在として位置づけることもできるでしょう。

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この花も山道の真ん中に咲いていました(2006年5月)。
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by senang | 2006-09-05 17:32 | 【1】地球のリズム
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