地球を外から眺めてみる
 遠大なこの世の中の宇宙、宇宙の中の小さな小さな地球、その地球の表面に暮らす人間。人間はきわめてローカルな存在です。そんな人間が、この世の何をどれだけ知っていると言えるのでしょうか。

 人間が考える程度のことは、所詮たかが知れています。

 盲目の人がいたとしましょう。そして、歩行を手伝うガイドさんもいます。歩き出すための物理的な準備は既にできていても、足を1歩ずつ出し続けなければ前に進めません。つまり、歩こうとする意思が必要なわけです。
 感動的な話を聞いたとしましょう。感動をキャッチする感性を持たず、日々の興味が晩ご飯のおかず程度でしかなければ、数分後には語り手の真ん前で居眠りをしてしまうかもしれません。

 「たかが知れている」で終わらないためには、外部の助けが必要なこともあります。ただし、歩行ガイドや語り手のような手助けがありさえすればよいわけではありません。それを活かすには、自分自身で考え続け、感じ続け、行動していかなければならないのだと思います。
 現代人が真に知らなければならない情報は既に投げかけられており、それを知るための助けも存在しています。地球という範囲に限って見ると、生物の進化、地球環境の変化、そして人間の客観的位置づけなどが大いに参考になるはずです。しかし多くの場合、今の世の中にありながら安穏としていられるのは、社会に埋没し、それらを知らないからだと言えます。いえ、知ろうとしないから安穏としていられると言った方が正確です。

 人間自体たかが知れているわけですから、人間が構築してきた社会もたかが知れています。まず、一切の社会的しがらみを排して、人間であることを忘れて、1つの魂になることが必要です。そして、木々の声に耳を傾けたり、空の上を飛んだり、たまには地球を離れて遠くから地球を眺めてみたりすると、また違った視点で将来を考えることができると思います。

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(過去記事をリライト&再掲)
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by senang | 2006-05-19 10:58 | 【1】地球のリズム
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