心のやり取りを可能にする小規模農業
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 農作物をつくっている人と買う人が商品をはさんで会話をします。野菜のことは勿論、世間話や、子供のことや、町のことなどに話が広がります。農作物をつくっている人同士も、出会えば今日の調子はどうかなどと話に花が咲きます。
 本来、市にはそんな交流がありました。「交流」と文字にすると何となく定型的ですが、そこには一期一会の温かさや賑わいがあります。それに触れるために人が集まってきます。

 流通・輸送が発達したこともあり、今の日本ではスーパーで機械的に物を売り買いすることが主流となりました。そうなると、農家が自分のつくったものを持って都会のスーパーへ行き、消費者と「これ、取れたてのホウレンソウ。私がつくったのよ。食べてみて!」なんて会話を毎日することは、限りなく不可能に近いですね。

  市は、物のやり取りと一緒に、元気や「ありがとう」もやり取りします。毎日活気が溢れています。それは農業の醍醐味でもありますが、大量産地化&マス流通に乗っかった農業では不可能です。心のやり取りは、小規模だからこそできるものです。
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by senang | 2006-02-11 01:09 | 【0】センシブルワールド
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