宇宙の普遍的ルール 2 生態系の持続
 ところで、地球上の生物が従っている宇宙~地球のルールに従っているとすれば、いくつかの生物の衰勢からその一端をかいま見ることができるのかもしれません。
 知る限り(今、生態や行動を把握できる限り)では、生物は自己が属する生態系の持続を尊重しているようです。各々の活動も、食料を中心とした周辺環境の持続ということが規範となっています。例えば、環境の食糧供給能力に対して個体数が上回れば、何らかの形で個体数を調節します。レミングの大量自殺などは有名ですが、身近なところでも池や水槽などの閉鎖空間で小魚が同種の卵を食べたり共食いしたり、飽和状態になるとネズミの出生頭数が減るといったことが報告されています。
 人間も例外ではなく、環境圧が高まると流産や死産の確率が高くなります(母親が受けるストレスが原因とも言われています)。さらに、文化的行為としても、一定の条件下で新生児を意図的に間引く風習を持つ民族が世界各地に存在しています。

 火の使用、農耕の開始、化石燃料の使用などを経て、人間は地球上に「人間圏」をつくってきました。「人間圏」においても、上記のような生理的現象や文化的行為によって、周囲の環境との関係を持続的に保とうとしてきたわけです。
 そのような現象は貧困の結果であり、そのような行為は非文明的であると評価されるかもしれません。それでも、地球由来の他の生き物同様、遺伝子レベルで受け継がれてきた生き残りの手法、言い換えれば、持続性の維持の手法なのかもしれません。

 なお、このような生物としてのルールは、地球のローカルルールなのか、宇宙の普遍的ルールの一端なのか、もっと考察を深める必要があります。いずれにしても、宇宙に浮かぶ地球に住む多くの生き物が踏襲しているものであることには間違いないでしょう。
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by senang | 2006-01-15 22:42 | 【0】センシブルワールド
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