小規模農業 その2:化石燃料に頼らない農業
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 耕耘機が登場する前は牛が田を耕していました。田植え機が登場する前は早乙女が稲を植えていました。コンバインが登場する前は鎌で稲を刈り、天日干しにして米ができていました。最近、「○○の米は美味い!」と言われることがありますが、昔ながらの農法でつくった米には勝てません。
 高度経済成長期とともに、高い機械を使って農業をするようになりました。農業以外の分野で現金収入が必要になり、そのため稼ぎに出る必要が生じ、農業に片手間で取り組まざるを得なくなった社会背景を考えると、それは仕方のないことかもしれません。楽に農業ができなければ食べていけないというのは、時代の流れなのかもしれません。
 しかしまぁ、石油がなければ成り立たない農業って何なんでしょうね。大抵の場合、排気ガスの臭いがする田んぼでつくられる米を食べているわけです。米の産地でも例外なく農業機械が唸りをあげています。

 化石燃料に頼らない農業が実現するとすれば、やはり小規模農業になります。その分、手間や労力はかかります。効率優先論からそれを否定するのではなく、小規模農業でもやっていけるだけのライフスタイルを組み立てるべきじゃないでしょうか。それはきっと、今とはかなり異なるものになることでしょう。効率が落ちるということは収量が減ることに直結しますので、養える人数も少なくなります。
 今の段階では理想論かもしれませんが・・・ 春先には牛がいて、秋には大量の赤とんぼが舞う田んぼでできた米が食べたいですね。
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by senang | 2005-11-25 19:21 | 【0】センシブルワールド
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