地域性
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 先人は、人知を超えた存在や現象とうまくつきあってきました。科学的な根拠はないにせよ、自然との関わり方にそれなりのルールを見いだしてきました。
 そのルールをモニュメント化したものは現代にも息づいています。身近なものでいえば、外部の厄災から内部(集落など)を守る塞の神(「塞ぐ」という意味があるようです)、災いを力技で鎮める荒神さん、笠地蔵のモデルとなった六地蔵など。道端で見かけたら、無意識のうちに手を合わせてしまう方もいるのではないでしょうか。
 これらは、季節や地理などに立脚した、日本独特の風習に根ざしたものであると言えるでしょう。さらに、地域によって様々な形があり、風貌や位置づけが少しずつ異なっています。例えば、塞の神は、1人の男性の姿をしていたり、男女2人が並んでいたり、男女が融合して身体が1つに頭が2つという姿になっているなど、場所によって異なっています。

 自然と人間との関わり方のルールには、基本的な共通項があるのかもしれません。ただし、それを細かく突き詰めていくと、地域性というオリジナリティが見えてきます。地球のリズムと人間の活動の関わりを考える時、普遍性を見いだす一方で、地域性を意識することも重要なのかもしれませんね。

 例えば、日本には日本なりの、インドにはインドなりのオリジナリティがあります。そして、それぞれの季節感、植生、民族(民俗)性、風習などに立脚したセンシブルライフが存在します。
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by senang | 2005-11-22 17:41 | 【0】センシブルワールド
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