今朝、青い空に白くて小さな月が浮かんでいました。あそこへ行った人間がいるんだなぁと思いながら眺めていたところです。

 人間は、地球上に「人間圏」をつくり、他の圏域を循環する要素を使いながら生きています。そして、その循環の限度を超えた行為によって、他の圏域や地球を壊している側面も持っています。
 未来を描いた物語で、地球が公害で住めなくなったら地球を脱出し、宇宙ステーションや他の星で生活するなどというストーリーがよくあります。それはあまりにも無責任すぎませんか?自らが行ってきた問題を処理しないで、地球を捨てて逃げるというのは、果たして許されることなのでしょうか?
 それ以前に、もう1つ別の問題を感じているところです。そもそも人間は、地球を捨てて逃げることができるのか?仮に科学技術が進歩し、月へ行ったり、月より遠いところへ行ったりできるようになるかもしれません。しかし、その進歩自体が、地球のリズムを侵していているのではないかと思うのです。地球に生きる生物は、閉鎖型循環系という地球の箱の中で生きるしかないという宿命を持っています。それは、何万年も何億年もそうでした。それなのに、たかだか1万年の歴史しか持たない人間が、化石燃料の使用で急速に生き方を変化させてしまった人間が、自分のすみかを壊そうとしているような、おおよそ高等とは言えない生き物である人間が、いきなりその循環系や法則を飛び越えてしまうことができるのか?

 人間は、閉鎖型循環系というシステムである地球から飛び出すことはできないのかもしれません。仮に飛び出せたとしても、莫大な化石燃料を使っちゃぁいけませんよね。そして、その前に人間が行った地球での所業の後始末をつけるべきでしょう。

 1969年、人類はまだ月へ行くべきではなかったのではないかと思います。
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by senang | 2005-11-21 18:04 | 【0】センシブルワールド
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