よぅく見とればわかる
 ミュージシャンの純さんがブドウを栽培している農家の芽かき作業を手伝いました。芽かきとは、良い実をつけるために芽を間引くことを指す農業用語(方言?)です。
 どの芽を取るのかは、見ればだいたいわかるそうです。例えば、芽が2つついていたら、比べてみて大抵は小さい方や曲がっている方を取り、大きいくて丈夫な芽を残します。しかし、時々は同じような大きさ、形、色の芽が並んでいることがあり、どっちの芽を取るべきか凄く悩んでしまうこともあります。そんな時、農家のおじさんは「よぅく芽を見とればどっちかわかる」と教えてくれたそうです。
 それで純さん、言われたとおりにじーっと芽を見つめ続けました。そしたら、ブドウの芽や木が「こっちだよ」と教えてくれたそうです。

 よく見ればわかるというのは、芽を目で見るだけではないのでしょう。五感を総動員して木と対話すれば、木の方から語りかけてくれるということを指しているのだと思います。おじさんは、そのプロセスを象徴的に「よぅく見とればわかる」と表現したのだと思います。
 土に根を張り、根から地球のリズムを受け取っている作物は、作り手に地球のリズムを伝えてくれます。なので、それを感じ取ること(センシブルライフ)は農業にも活かされます。
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by senang | 2005-11-20 02:12 | 【0】センシブルワールド
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