打てば響く
e0052074_9504165.jpg 「打てば響く」という言葉がぴったりの友人がいます。純さんというミュージシャンで、長年東京で活動していました。一昨年、本物の暮らしを求めて1年間の期限つきで田舎に単身赴任したことがきっかけとなり、今年の4月からすっかり移住して新たな生活をスタートさせました。現在は築80年の広い空き家に1人で住み、音楽活動や地域のイベントプロデューサー、コラム書きなどを生業としています。明るく前向きで人なつこい人柄もあり、町内で彼女を知らない人はほとんどいません。ただし、田舎では東京ほどミュージシャンの需要がなく、収入は3分の1になったとのことです。

 純さんは生来のアーティストで、物の特徴を的確につかむ能力、つかんだものをわかりやすく表現する能力に長けています。特に、自然のリズムや自然の中で生きている人間の営みに敏感です。
 昨日も純さんのところへ行き、最近の出来事や考えていることなどを何気なく語り合っていました。今、僕の中では明確なギアチェンジが起こっているので(このブログもその一環です)、それに端を発する話を唐突に切り出したのです。「自然を感じることが必要だね」、「自然のリズムに合わせて生きたいね」、「そのために五感を磨いていきたいね」、という内容のことを何の脈略もなく伝えました。それを受けて彼女は、「あ、うん、そうそう、だからね・・・」と、すっと話に入ってきてくれました。

 自然のリズムに合わせた社会ができればよいとは思います。でも、「社会が変わる」、「社会を変える」というのは本末転倒。社会を構成しているのは人なので、まずは個々人が変わることが先。小さな変革を起こし、それが集まって、気がつけば社会が変わっていたという方が本質的なのかもしれません。
 わかる人にはわかる。最初はそれでいいと思います。そのうち、1人より2人、さらに3人、4人と同調する人が増えていくかもしれません。そういうつながりを大事にしていきたいと思います。
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by senang | 2005-11-16 09:51 | 【0】センシブルワールド
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